こんにちは、ネーさです。
今日は真っ黒なトンボちゃんを見かけましたよ♪
たぶん、オハグロトンボくんね。
「こんにちわッ、テディちゃでス! とんぼッ、どこでスかッ?」
「がるるー!ぐるがるぐるぐる!」(←訳:虎ですー!トンボは勝ち虫!)
古くより、勝負事に強くラッキーカムカムな虫とされるトンボちゃん、
武将さんたち、お武家さんたちに好まれ、
武具の飾りや、着物の模様にもデザイン化されてまいりました。
では本日ご紹介いたします一冊の象徴となっているこの生物は……
ラッキー? アンラッキー?
はたして、どちらなのでしょう……?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/d7/081d4c77a73d66a32cbdcd793ed57626.jpg)
―― 蜘蛛の巣 ――
著者はピーター・トレメインさん、2006年10月に発行されました。
原題は『THE SPIDER’S WEB』、
日本語版は画像のように上下巻2冊の文庫から成る構成となっています。
以前に御紹介しました《修道女フィデルマ》シリーズの
第5作目にあたる作品です。
「あはァ、あいるらんどォのォ!」
「がるぐる!」(←訳:7世紀の!)
「おねーさんがァ、だいかつやくゥ!」
はい、そうですね。
時代は7世紀のアイルランド、
主人公の若い修道女フィデルマさんは、
王さまの妹さんにして、
高位の弁護士さんであり、
時には裁判官の役も務める、という
働き者さんです。
修道女さんとはいえば、
静かな修道院内でひたすら瞑想&お祈り……ってことはなくて、
あっちへ出張、こっちでお手伝い、と
とっても行動的な御方です。
今回も、また――
「おはようッ、ふぇるぷすくんッ!」
「がるるぐるがるるッ!」(←訳:不可能大作戦だ!)
「なおォ、このてーぷはァ、じどうてきにィ、しょうめつするゥ~!」
違いますっ!
7世紀のアイルランドに極秘スパイ作戦はないわ!
……でもまあ、そうね、指令が、じゃなかった、使者さんが来たのです。
或る集落で事件が起きました。
既に犯行の経緯は判明しており、
犯人も捕縛済み、
しかしその土地には法的権威を持つ者がいないので、
修道女フィデルマさんに現地へ行ってもらい、
正義が行われたことを確認して欲しい――
聞いただけでは、そう難しいケースとも思えません。
サクソン人の修道士エイダルフさんとともに、
フィデルマさん、
馬を駆って出立いたしますが。
「むむゥ~、においィまス!」
「ぐるるるがるがるる!」(←訳:キナ臭い匂いがプンプン!)
簡単な事件は、
出向いて調査を始めてみれば、
複雑な紋様を織りなす蜘蛛の巣のよう……。
いったいどこからどう解きほぐしてゆけばよいのか……?
法廷劇、
推理劇、
追跡に襲撃、
法律談義に慣習・文化と、
めまぐるしく変転する物語は
エンタでスペクタクル!
多くの言語に翻訳される人気作品だというのも
納得のミステリです。
「わるいィやつをォ、にがしちゃァだめだよゥ!」
「がるるるーがるるる!」(←訳:絶対捕まえちゃうもんね!)
2冊分の異国の歴史と謎、
ミステリ好きさん、
歴史好きさん、
そして法律家さんにも読んでいただきたい御本です。
ぜひ!
今日は真っ黒なトンボちゃんを見かけましたよ♪
たぶん、オハグロトンボくんね。
「こんにちわッ、テディちゃでス! とんぼッ、どこでスかッ?」
「がるるー!ぐるがるぐるぐる!」(←訳:虎ですー!トンボは勝ち虫!)
古くより、勝負事に強くラッキーカムカムな虫とされるトンボちゃん、
武将さんたち、お武家さんたちに好まれ、
武具の飾りや、着物の模様にもデザイン化されてまいりました。
では本日ご紹介いたします一冊の象徴となっているこの生物は……
ラッキー? アンラッキー?
はたして、どちらなのでしょう……?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/d7/081d4c77a73d66a32cbdcd793ed57626.jpg)
―― 蜘蛛の巣 ――
著者はピーター・トレメインさん、2006年10月に発行されました。
原題は『THE SPIDER’S WEB』、
日本語版は画像のように上下巻2冊の文庫から成る構成となっています。
以前に御紹介しました《修道女フィデルマ》シリーズの
第5作目にあたる作品です。
「あはァ、あいるらんどォのォ!」
「がるぐる!」(←訳:7世紀の!)
「おねーさんがァ、だいかつやくゥ!」
はい、そうですね。
時代は7世紀のアイルランド、
主人公の若い修道女フィデルマさんは、
王さまの妹さんにして、
高位の弁護士さんであり、
時には裁判官の役も務める、という
働き者さんです。
修道女さんとはいえば、
静かな修道院内でひたすら瞑想&お祈り……ってことはなくて、
あっちへ出張、こっちでお手伝い、と
とっても行動的な御方です。
今回も、また――
「おはようッ、ふぇるぷすくんッ!」
「がるるぐるがるるッ!」(←訳:不可能大作戦だ!)
「なおォ、このてーぷはァ、じどうてきにィ、しょうめつするゥ~!」
違いますっ!
7世紀のアイルランドに極秘スパイ作戦はないわ!
……でもまあ、そうね、指令が、じゃなかった、使者さんが来たのです。
或る集落で事件が起きました。
既に犯行の経緯は判明しており、
犯人も捕縛済み、
しかしその土地には法的権威を持つ者がいないので、
修道女フィデルマさんに現地へ行ってもらい、
正義が行われたことを確認して欲しい――
聞いただけでは、そう難しいケースとも思えません。
サクソン人の修道士エイダルフさんとともに、
フィデルマさん、
馬を駆って出立いたしますが。
「むむゥ~、においィまス!」
「ぐるるるがるがるる!」(←訳:キナ臭い匂いがプンプン!)
簡単な事件は、
出向いて調査を始めてみれば、
複雑な紋様を織りなす蜘蛛の巣のよう……。
いったいどこからどう解きほぐしてゆけばよいのか……?
法廷劇、
推理劇、
追跡に襲撃、
法律談義に慣習・文化と、
めまぐるしく変転する物語は
エンタでスペクタクル!
多くの言語に翻訳される人気作品だというのも
納得のミステリです。
「わるいィやつをォ、にがしちゃァだめだよゥ!」
「がるるるーがるるる!」(←訳:絶対捕まえちゃうもんね!)
2冊分の異国の歴史と謎、
ミステリ好きさん、
歴史好きさん、
そして法律家さんにも読んでいただきたい御本です。
ぜひ!