こんにちは、ネーさです。
チビっ子の皆さ~ん、宿題はもう片付きましたか~?
「こんにちわッ、テディちゃでス!
しゅくだいッ、くまにはァ、ありませんッ♪」
「がるる!ぐるぐるるるがるるー♪」(←訳:虎です!ボクも宿題ないもーん♪)
……かつて宿題に苦しんだ経験者としては、割り切れなさを感じますわ。
ではこの思いを、えいやっ!と読書タイムに投入いたしましょう。
なぜって、本日ご紹介いたしますのは、
上下2巻にも及ぶ大作なんですから!
さあ、夏休み中&夏休み準備中の活字マニアさん、こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d9/8c6fc1d587a3c10c269259922ebbcfa4.jpg)
―― 一刀斎夢録 ――
著者は浅田次郎さん、2011年1月に発行されました。
↓こちらは、下巻の画像ですよ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/af/0eb0130a8aa8866a49658b656711c5ec.jpg)
「むむゥ!
なんだかァ、ものものしいィ、ふんいきィッ!」
「がるぐるるー!」(←訳:緊張するねー!)
そうね、緊張してしまうのも、無理はないかもしれません。
この御本は、こういう言い方が許されるならば、
忌み嫌われた或る《人斬り》集団のものがたり、なのですから。
「ひゃあァッ! ひッ、ひとききッ、きりッ??」
「がるるるー!」()←訳:怖いよー!)
多くの人が、かつてはそう思っていたことでしょう。
ヤツらは人斬りだ、
人間らしさなんてカケラもなうヤツらなんだ、と。
そんな感情を一変させたのは、
司馬遼太郎さんでした。
司馬さんの筆によって、
彼らは嫌悪すべき人斬り集団から、
語る価値ある青年たちへ、
大きく変容してゆきました。
官軍つまり明治政府に長い間“賊”扱いされていきたその青年たちとは――
新撰組。
「ふァいッ!
テディちゃ、しッてまスゥ、しんせんぐみィ!」
「ぐるるぐるがるがるるがる!」(←訳:ボクも知ってるよ!地元だもん!)
ええ、そうです!
新撰組の隊員さんのうち多数の御方が、
私たちと同じく多摩っ子でした。
そして、この御本の著者・浅田さんも、多摩っ子さんなんです。
浅田さんは、司馬さんのそれとは異なる目線と情感をもって、
丹念に、新撰組の物語を紡いでゆきます。
『壬生義士伝』
『輪違屋糸里』――
ひとつの時代が綻び、
新たな布が織り始められるまでのわずかな間合いに、
奇しくも名を残すこととなった人々のものがたり……
ですが、こうも言いますね。
《明治は遠くなりにけり》
私たち平成に生きる日本人は
昭和という時代が日々遠ざかってゆくのを実感していますが、
明治はさらに遠くです。
明治の先の、幕末やら江戸やらときたら、
もっともっと遠くて、
何が本当なのか、分からない。
この物語のもうひとりの主人公さんも
同様に思っているようです。
明治は、どこへ行った?
大正って、何だ?
新時代とやらで、俺はどうすればいい?
「うむむゥ~、むずかしィもんだいィ、でス!」
「がるぐるる~」(←訳:哲学だよう~)
陸軍中尉の梶原稔(かじわら・みのり)さんは、
軍きっての剣術の達者です。
が、大正の御世になって以来、
どうも冴えを欠き、
今日も道場でライヴァルの榊吉太郎(さかき・きちたろう)警部から
あまえらしくないぞ、
などと言われてしまうありさま。
これではいかん。
そう考える梶原中尉に榊警部は、
おまえは神経衰弱だとからかいつつも、
或る思い出を語ってくれました。
俺にはひとりだけ、師と仰がずにおられないお人がいる。
そのお人に会えなかったら――
話に引き込まれた梶原中尉は
とうとう《そのお人》を探しにかかるのですが……?
「うむゥ、そのひとがァ、きッとォ!」
「がるがるるぐる!」(←訳:あのひと、かもね!)
多摩っ子の心を動かす、
浅田さん版『新・新撰組』!
時代もの大好きな活字マニアさんは必読の一冊です。
歴史マニアの中&高校生さんたちも、
ぜひ挑戦してくださいねー!
「けんとうをォ、いのるゥ!」
「がるる!」
チビっ子の皆さ~ん、宿題はもう片付きましたか~?
「こんにちわッ、テディちゃでス!
しゅくだいッ、くまにはァ、ありませんッ♪」
「がるる!ぐるぐるるるがるるー♪」(←訳:虎です!ボクも宿題ないもーん♪)
……かつて宿題に苦しんだ経験者としては、割り切れなさを感じますわ。
ではこの思いを、えいやっ!と読書タイムに投入いたしましょう。
なぜって、本日ご紹介いたしますのは、
上下2巻にも及ぶ大作なんですから!
さあ、夏休み中&夏休み準備中の活字マニアさん、こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d9/8c6fc1d587a3c10c269259922ebbcfa4.jpg)
―― 一刀斎夢録 ――
著者は浅田次郎さん、2011年1月に発行されました。
↓こちらは、下巻の画像ですよ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/af/0eb0130a8aa8866a49658b656711c5ec.jpg)
「むむゥ!
なんだかァ、ものものしいィ、ふんいきィッ!」
「がるぐるるー!」(←訳:緊張するねー!)
そうね、緊張してしまうのも、無理はないかもしれません。
この御本は、こういう言い方が許されるならば、
忌み嫌われた或る《人斬り》集団のものがたり、なのですから。
「ひゃあァッ! ひッ、ひとききッ、きりッ??」
「がるるるー!」()←訳:怖いよー!)
多くの人が、かつてはそう思っていたことでしょう。
ヤツらは人斬りだ、
人間らしさなんてカケラもなうヤツらなんだ、と。
そんな感情を一変させたのは、
司馬遼太郎さんでした。
司馬さんの筆によって、
彼らは嫌悪すべき人斬り集団から、
語る価値ある青年たちへ、
大きく変容してゆきました。
官軍つまり明治政府に長い間“賊”扱いされていきたその青年たちとは――
新撰組。
「ふァいッ!
テディちゃ、しッてまスゥ、しんせんぐみィ!」
「ぐるるぐるがるがるるがる!」(←訳:ボクも知ってるよ!地元だもん!)
ええ、そうです!
新撰組の隊員さんのうち多数の御方が、
私たちと同じく多摩っ子でした。
そして、この御本の著者・浅田さんも、多摩っ子さんなんです。
浅田さんは、司馬さんのそれとは異なる目線と情感をもって、
丹念に、新撰組の物語を紡いでゆきます。
『壬生義士伝』
『輪違屋糸里』――
ひとつの時代が綻び、
新たな布が織り始められるまでのわずかな間合いに、
奇しくも名を残すこととなった人々のものがたり……
ですが、こうも言いますね。
《明治は遠くなりにけり》
私たち平成に生きる日本人は
昭和という時代が日々遠ざかってゆくのを実感していますが、
明治はさらに遠くです。
明治の先の、幕末やら江戸やらときたら、
もっともっと遠くて、
何が本当なのか、分からない。
この物語のもうひとりの主人公さんも
同様に思っているようです。
明治は、どこへ行った?
大正って、何だ?
新時代とやらで、俺はどうすればいい?
「うむむゥ~、むずかしィもんだいィ、でス!」
「がるぐるる~」(←訳:哲学だよう~)
陸軍中尉の梶原稔(かじわら・みのり)さんは、
軍きっての剣術の達者です。
が、大正の御世になって以来、
どうも冴えを欠き、
今日も道場でライヴァルの榊吉太郎(さかき・きちたろう)警部から
あまえらしくないぞ、
などと言われてしまうありさま。
これではいかん。
そう考える梶原中尉に榊警部は、
おまえは神経衰弱だとからかいつつも、
或る思い出を語ってくれました。
俺にはひとりだけ、師と仰がずにおられないお人がいる。
そのお人に会えなかったら――
話に引き込まれた梶原中尉は
とうとう《そのお人》を探しにかかるのですが……?
「うむゥ、そのひとがァ、きッとォ!」
「がるがるるぐる!」(←訳:あのひと、かもね!)
多摩っ子の心を動かす、
浅田さん版『新・新撰組』!
時代もの大好きな活字マニアさんは必読の一冊です。
歴史マニアの中&高校生さんたちも、
ぜひ挑戦してくださいねー!
「けんとうをォ、いのるゥ!」
「がるる!」