こんにちは、ネーさです。
どぉしたのかしら寒いわ東京?な台風一過の木曜日でしたね。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるー!がるるるがる!」(←訳:虎ですー!夏休み突入だ!)
そういえば、笑顔のお子ちゃまたちを見かけましたよ。
皆さん、良い夏休みにして下さいねー!
私たちには、長~いお休みはないけれど、
代わりにあるのは、読書タイム!
さあ、本日は、こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/88/66448003d203ce88d83a70a9e6e7da98.jpg)
―― ベスト本格ミステリ 2011 ――
選・編は本格ミステリ作家クラブの皆さん、2011年6月に発行されました。
この御本には、短編小説8作品と、評論が一編、
本格ミステリ作家クラブ会長・辻真先さんによる序文、
巻末には川出正樹さんによる解説文と
本格ミステリ作家クラブ2010年活動報告が収録されています。
「みすてりィがァ、いッぱいィ!」
「ぐるるがるがるぐるがーるがるる!」(←訳:どこを切っても金太郎飴みたいに、ミステリ!)
ええ、ミステリ好きさんには嬉しい一冊、ですね~♪
切れ味鋭い杉絵松恋(すぎえ・まつこい)さんの評論、
『ケメルマンの閉じた世界』には
ううむ、と唸らされました。
ミステリへの愛あふれる辻真先さんの序には
しみじみとさせられました。
でも!
この御本の《華(はな)》は、
なんといっても、
いまが旬!のミステリ作品であると申せましょう!
うーむ、巧い!
そう来たか!
と読み手が膝をポンと打つ、
トリッキーな作品。
そうだったのか……と溜め息させる味わい深い作品。
いずれも、2010年に発表されたミステリですが、
《本格》と名乗るのは伊達じゃありません。
作風はトンがっていても、
或いは、パっと見はクラシカルあろうと、
筋が一本、つつーっと通っています!
「ちょッきゅうでェ、しょうぶゥ、でスゥ!」
「がるるるぐるぐるる!」(←訳:変化球も見事だよう!)
収録順に作家さんの御名前を記しますと、
有栖川有栖(ありすがわ・ありす)さん、
市井豊(いちい・ゆたか)さん、
谷原秋桜子(たにはら・しょうこ)さん、
鳥飼否宇(とりかい・ひう)さん、
高井忍(たかい・しのぶ)さん、
東川篤哉(ひがしがわ・とくや)さん、
飛鳥部勝則(あすかべ・かつのり)さん、
初野晴(はつの・せい)さん、
深緑野分(ふかみどり・のわき)さん。
作品の題名は、
ふふふ、予断を与えてはいけませんから、
ここには書きませんよ~♪
「ネーさはァ、やぱりィ、けちんぼゥ!」
「がるがるっ!」(←訳:けちけちっ!)
んまっ、失礼ね!
では、ちょこっとだけ、
私ネーさ激おすすめの一作を御紹介いたしましょう。
『エレメントコスモス』――初野晴さん著。
主人公の須藤いずみさんは、
ヒット曲には恵まれていないけれど、
奇才フォークシンガーとして
音楽業界に知られる
若きミュージシャンさんです。
ギター演奏を担当してくれ、と
或るレコーディングに招かれたいずみさん、
スタジオ周辺の町で起こっている不思議な事象に気付きます。
そこここに設置された販売価格激安の自動販売機。
季節外れの、コスモスの花。
金儲けに執着すると噂のひとが、
所有地をコインパーキングにもせず、
遊休地のままにしている……?
いったい何故? どうして……?
短い物語の外側に、
さらに大きな物語が、
その外側にも、もっともっと大きな物語が在ることを
読む者に想像させる一篇です。
物語はどこまで、どれほどの彼方にまで広がってゆくのでしょうか――
「むゥ! ふかァ~いィ、なぞでス!」
「がるがるるるぐるる!」(←訳:答えはコスモスに訊こう!)
さあ、ミステリマニアさん、先鋭本格ミステリの世界へ、ぜひ!
どぉしたのかしら寒いわ東京?な台風一過の木曜日でしたね。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるー!がるるるがる!」(←訳:虎ですー!夏休み突入だ!)
そういえば、笑顔のお子ちゃまたちを見かけましたよ。
皆さん、良い夏休みにして下さいねー!
私たちには、長~いお休みはないけれど、
代わりにあるのは、読書タイム!
さあ、本日は、こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/88/66448003d203ce88d83a70a9e6e7da98.jpg)
―― ベスト本格ミステリ 2011 ――
選・編は本格ミステリ作家クラブの皆さん、2011年6月に発行されました。
この御本には、短編小説8作品と、評論が一編、
本格ミステリ作家クラブ会長・辻真先さんによる序文、
巻末には川出正樹さんによる解説文と
本格ミステリ作家クラブ2010年活動報告が収録されています。
「みすてりィがァ、いッぱいィ!」
「ぐるるがるがるぐるがーるがるる!」(←訳:どこを切っても金太郎飴みたいに、ミステリ!)
ええ、ミステリ好きさんには嬉しい一冊、ですね~♪
切れ味鋭い杉絵松恋(すぎえ・まつこい)さんの評論、
『ケメルマンの閉じた世界』には
ううむ、と唸らされました。
ミステリへの愛あふれる辻真先さんの序には
しみじみとさせられました。
でも!
この御本の《華(はな)》は、
なんといっても、
いまが旬!のミステリ作品であると申せましょう!
うーむ、巧い!
そう来たか!
と読み手が膝をポンと打つ、
トリッキーな作品。
そうだったのか……と溜め息させる味わい深い作品。
いずれも、2010年に発表されたミステリですが、
《本格》と名乗るのは伊達じゃありません。
作風はトンがっていても、
或いは、パっと見はクラシカルあろうと、
筋が一本、つつーっと通っています!
「ちょッきゅうでェ、しょうぶゥ、でスゥ!」
「がるるるぐるぐるる!」(←訳:変化球も見事だよう!)
収録順に作家さんの御名前を記しますと、
有栖川有栖(ありすがわ・ありす)さん、
市井豊(いちい・ゆたか)さん、
谷原秋桜子(たにはら・しょうこ)さん、
鳥飼否宇(とりかい・ひう)さん、
高井忍(たかい・しのぶ)さん、
東川篤哉(ひがしがわ・とくや)さん、
飛鳥部勝則(あすかべ・かつのり)さん、
初野晴(はつの・せい)さん、
深緑野分(ふかみどり・のわき)さん。
作品の題名は、
ふふふ、予断を与えてはいけませんから、
ここには書きませんよ~♪
「ネーさはァ、やぱりィ、けちんぼゥ!」
「がるがるっ!」(←訳:けちけちっ!)
んまっ、失礼ね!
では、ちょこっとだけ、
私ネーさ激おすすめの一作を御紹介いたしましょう。
『エレメントコスモス』――初野晴さん著。
主人公の須藤いずみさんは、
ヒット曲には恵まれていないけれど、
奇才フォークシンガーとして
音楽業界に知られる
若きミュージシャンさんです。
ギター演奏を担当してくれ、と
或るレコーディングに招かれたいずみさん、
スタジオ周辺の町で起こっている不思議な事象に気付きます。
そこここに設置された販売価格激安の自動販売機。
季節外れの、コスモスの花。
金儲けに執着すると噂のひとが、
所有地をコインパーキングにもせず、
遊休地のままにしている……?
いったい何故? どうして……?
短い物語の外側に、
さらに大きな物語が、
その外側にも、もっともっと大きな物語が在ることを
読む者に想像させる一篇です。
物語はどこまで、どれほどの彼方にまで広がってゆくのでしょうか――
「むゥ! ふかァ~いィ、なぞでス!」
「がるがるるるぐるる!」(←訳:答えはコスモスに訊こう!)
さあ、ミステリマニアさん、先鋭本格ミステリの世界へ、ぜひ!