テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

季節の“おどる”美味♪

2011-12-21 23:15:49 | ショコラ
 こんにちは、ネーさです。
 明日22日は冬至!
 ユズとカボチャを準備しなくては!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 テディちゃがァ、じゅんびィしたのはァ、こちらッ!」
「がるる!ぐるがる~♪」(←訳:虎です!うきゃぁ~♪)

  

 えへん!
 訂正を要求します!
 このクリスマスお菓子をゲットしたのは、私ネーさですよ~!

 ↑上の画像は、
 『パルマー』さんの《サンタズ・ヘルパー》チョコレート♪

  

 そしてこちらも!
 同じく『パルマー』さんの《サンタ&スノーメン》チョコレート♪

 以前にも御紹介いたしましたが、
 パルマー社は、アメリカの製菓会社さんです。
 クリスマス、ヴァレンタイン、イースターなどの季節のイヴェントごとに
 楽しいデザインのチョコレート菓子を販売しています。
 日本では、PLAZAさん他、輸入食材店などで購入できますよ♪

「もふふッ♪おいしィのでスよゥ~!」
「ぐるがるがるぐるるる~!」(←訳:米国風の甘~いチョコだよ!)

 う~ん、サンタさんの絵のチョコを買うのは気恥ずかしいな~という御方には、
 こちらはいかがでしょう?
 
  

 《ゴールドコイン》という、金貨型のチョコレートです。
 同じパルマー社のチョコ菓子ではあっても、
 スタンダードなデザインですから、
 通勤バッグの中に入れても違和感ナシ、ですね。

「そォでスねッ、もぐぱくぱくッ」
「ぐるがるるっ」(←訳:ぱくぱくくっ)
「おさきにィ、いただいてまス!」

 PLAZAさんでお買い物をしたら、
 スージーズーちゃんのミニダイアリーをいただいちゃいました♪
 春のような、暖かな色合いが可愛らしい~♪
 
   

「ではァ、みなさまもッ♪」
「ぐるるがるるぐるがるるぐる!」(←訳:こころおどるクリスマスショッピングを!)
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これこそ『絵のような』。

2011-12-20 23:36:35 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ううっ寒い!北極圏にお住まいのサンタさんも風邪引いてしまうんじゃ?と
 心配になってしまう冷え込みですね。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 だいじょうぶゥ!
 さんたさんはァ、おげんきィでスからァ~♪」
「がるる!ぐるるるるがるがるぐる!」(←訳:虎です!チビっ子たちよ案じるな!)

 おお、さすがはサンタさん!
 では安心して、読書タイムを愉しみましょう♪
 本日は、とってもヴィジュアルな、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
                ―― 鎌倉の西洋館 ――


 
 著者は柴田泉さん、写真は萩原美寛さん、2011年11月に発行されました。
 『昭和モダン建築をめぐる』と副題が付されています。

「かまくらッ♪」
「がる~っ♪」(←訳:海~っ♪)

 長い歴史を誇り、風光明媚な観光都市――鎌倉。
 鎌倉で洋館、と聞いて、私ネーさのアタマに真っ先に浮かんだのは
 澁澤龍彦さんの御邸でした。
 いえ、澁澤さんだけではありませんね。
 作家さん、画家さん、音楽家さん、
 鎌倉に暮らした多くの芸術家の方々が
 “絵になる”お家を構えていたことは、よく知られています。

 この御本に取り上げられているのは、
 実業家さん、華族さん、文芸評論家さん、といった方々のお屋敷であった洋館です。
 そのどれもが、
 まあなんと美しいんでしょう!
 
「おとぎィばなしのォ、ようでスよゥ!」
「がるぐるる~!」(←訳:映画みたい~!)

 表紙の写真は、
 旧荘清次郎別荘。
 また、御本の冒頭に掲載されている旧松本蒸治邸は、
 端正、という言葉がぴったりの、
 ただ《きれい》なだけではない美しい空間を造り上げています。

 階段、天井、照明、インテリア、
 ステンドグラスを配した脱衣場、
 そして窓……!
 窓の向こうに見えるのは――

「かまくらのォ、うみィッ!」
「ぐるるぐるがるる!」(←訳:鎌倉山の緑もね!)

 以前に聞いたお話では、
 日本で最も多く洋館が残っている都市はどこか?というと、
 それは、鎌倉と京都、なのだそうです。
 両都市に共通しているのは、
 空襲を受けなかったこと……
 戦火による焼失を免れた旧い御屋敷は、
 所有者さんたちの尽力の末、
 21世紀の現在も、
 凛として艶やかに、
 鎌倉の海を望遠しつつ、
 洋館好きさん&建築マニアさんたちの憧れの視線を
 一身に集める運びとなりました。
 
 著者・柴田さんは回想します。
 大正から昭和初期にかけて建てられた洋館が
 田園風景の中に輝いていた時代。
 鎌倉の夏の海が『海の銀座』と呼ばれていた懐かしい時代。

「きッとォ、あッちにもォ、こッちにもォ、おやしきがッ!」
「ぐるるぐるがるがるがるる!」(←訳:たくさんあったんだろうね!)

 洋館と、洋館を囲む庭園、
 また鎌倉と周辺の素晴らしい写真も必見の一冊です!
 それぞれに独自なデザイン&世界でただひとつの、
 和洋折衷の洋館さんたち、
 ぜひ御遊覧くださいな~♪

「うみうみうみィ~ッ♪」
「ぐるがるがるるるるぐるっ!」(←訳:寒中水泳はおすすめしませんっ!)

 


 
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あけぼのの、光みゆ。

2011-12-19 23:38:05 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 昨日(19日)のことですが、
 熱烈営業活動中のリラックマちゃんに遭遇いたしましたよ~♪
 
  

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 わほッ♪ りらくまちゃんッ、きゃわゆィッ♪」
「がるる!がる~がるるぐる~るぐる!」(←訳:虎です!まる~い手足とお腹にうっとり~♪)

 凍てつく街に温もりを運んでくれたリラックマちゃんに感謝しながら、
 お家に帰りついたら、読書タ~イム!
 さあ、本日は、こちらを、どうぞ~!
 
  


 
              ―― QED 伊勢の曙光 ――


 
 著者は高田崇史さん、2011年10月に発行されました。
 古代から近代までをフィールドに据えた人気歴史ミステリ《QED》シリーズ最新作のテーマは……
 まんまる~!

「ふぁァ???」
「ぐるるっ!」(←訳:まさかっ!)

 まさか、じゃありません。
 ホントにまんまるなんですってば。

 ……いえ、ちょっこっと訂正いたしますと、
 真ん丸、ではないかもしれません。
 でも、けっこう円(まる)に近いはず、ではあるのです。

 なんといっても、それは、真珠なんですから。

「ふァうゥ! しんじゅゥ!」
「がるがるぐるるるぐるがる!」(←訳:真珠が物語に絡んでくるんだね!)

 銀座の某デパートで開催される展覧会――
 《伊勢の秘宝展》。
 この催し物に、初の一般公開と銘打たれて出品されたのが、
 伊勢の海風(あまかぜ)神社の宝物《海の雫(あまのしずく)》という
 巨大な天然真珠でした。

「でしたッ?」
「ぐるがるるぐる?」(←訳:なぜ過去形なの?)

 事件が発生し、
 真珠は……行方不明になってしまったんです!
 海風神社の宝物を盗み出したのは、何者?
 その意図は?

 以前にも書きましたが、
 天然真珠は養殖真珠よりも上位にランクされる《宝石》です。
 超一流とされる世界的な宝飾店では
 21世紀の現在も
 養殖ものの真珠は《宝石》とは認められない、と言い、
 天然真珠しか扱おうとしないのだそうですよ。

「でもォ、てんねんしんじゅはァ、すくないィでス!」
「ぐるるがるるがるがる?」(←訳:きっとすごく高価だよお?)

 もちろん、稀少な天然真珠はすこぶるお高いのでございます。
 銀座のデパートで宝飾展示、なんて、
 怪盗二十面相が喜んでやって来そうな設定ですけれども、
 《QED》の登場人物に二十面相はいないようですから、
 真珠を盗み出したのは、
 怪盗ではなく、
 欲に突き動かされた人間、ということになりましょうか……。

「あくにんのォ、しわざッ!」
「がるぐるるるるぐる!」(←訳:早く真珠を取り戻そう!)

 盗まれた神社の宝物の行方と交差するのは、
 我らが《QED》名探偵・祟(タタル)さんの推理。

 タタルさんと友人の奈々さんが伊勢へ向かったのは、
 伊勢神宮の謎を解き明かすため。
 真珠なんて二の次、が本心でしたが、
 読み手の予想と期待に違わず、
 真珠の謎は、伊勢の謎へとつながってゆきます――

 歴史ミステリと
 アクションシーン?を盛りこんだこの御本では、
 巻末の作者さんによる『あとがきらしきもの』で
 えっ!?!と驚く発表が為されています。
 (詳細は、敢えてここには記しませんが……)
 読み手としては、
 いたわりの拍手をおくりたいような、
 ちょっと待って~!と泣きたくなるような、
 心境複雑な内容ですね……

 活字マニア諸氏は、まず、一読を!
 いまなお謎つきぬ、
 歴史の深みを堪能してくださいね~!

「おいせェ、いきたやッ、おまいりにィ~♪」
「がるるぐるる~がるぐるる!」(←訳:皆でゆきましょ、お伊勢さま~!)
 
  
 
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~ 無限の、光の季節 ~

2011-12-18 23:30:32 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 TOYOTA CAP決勝戦が先ほど終了!
 メッシさんカッコいいですね~!何より巧い!巧過ぎます~!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ねいまーるおにいさんもォ、かちょいィッ!」
「がるる!がるがるぐるぐるるるー!」(←訳:虎です!バルサの皆さん優勝おめでとう!)

 攻守万全!牙城鉄壁!拍手万雷!なバルサ流カルチョのお時間の後は、
 はい、リラックス。
 まったり&ゆったり♪な読書タイムにいたしましょう。
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
              ―― セーヌで生まれた印象派の名画 ――


 
 著者は島田紀夫さん、2011年10月に発行されました。
 先日は展覧会『版画に見る印象派』を御紹介いたしましたが、
 こちらは、書物で鑑賞する印象派、といったところでしょうか。

 テディちゃ、虎くん、
 表紙を飾るルノワールさんの作品『ボート遊びの人たちの昼食』を
 よぉ~く観察して下さいな。
 人物の背景にあるのは……?

「うむッ? あれはァ、ちいさなァ、さんかくゥ……?」
「がるるぐるぐるがるーぐる!」(←訳:ヨットの帆みたいだよー!)

 ええ、そうですね。
 人物さんたちの背景に描かれているのは、
 題名のように、ボートで水遊びをしている場面。
 水面に波がない点から、
 そこは海ではないらしい、と判ります。

「もしかしてェ?」
「がーるるる?」(←訳:セーヌ川?)

 印象派芸術は《水》ととても係わりが深く、
 モネさん作『印象、日の出』(1873)が
 印象派なる名称のもととなった逸話はよく知られています。
 『印象、日の出』の舞台は、
 英仏海峡に面する港町ル・アーブルですが、
 ル・アーブルはセーヌ川河口の町、でもあるのです。

 フランス中東部ブルゴーニュ地方コート・ドール県、
 標高471メートルのサン・セーヌ・ラベイを源とするセーヌ川――
 欧州には、幾つもの国をまたいで流れる大河もありますけれど、
 セーヌ川は“フランスの川”と言えますね。
 そして、長さ776㎞にもなる川沿いの各地は、
 多くの画家さんたちの野外アトリエでもありました。

 この御本では、
 シスレーさん、
 ピサロさん、
 スーラさん、
 そして印象派の屋台骨たるルノワールさん、モネさんたちが、
 セーヌの川辺でどのように自身の作風を見出していったか、
 水辺の光が彼らに何を与えたか等、
 印象派と水の結びつきが
 ゆるやかに解析されてゆきます。

 多数のカラー図版からは、
 屋外の明るい陽光、
 川面のきらめき、
 雲、木々、花々……
 印象派を印象派たらしめるキーワードが読み取れます。

「そらがァ、ひろいッ!」
「ぐるがる!」(←訳:水は碧い!)

 絵画史の転換点となった『印象派』、
 新しい創作運動にいそしむ若き無名の画家さんたちが
 光と水にどう鍛えられていったのかを明らかにしてくれるこの御本は、
 歴史マニアさん、
 そして地理マニアさんにもおすすめ!
 もちろん、アート好きさんは必読の一冊ですよ~♪

「かわもォ、おそらもォ、きらきらッ♪」
「がるるる!」(←訳:まぶしい!)

 水遊びの季節が恋しくなる冬のいまにこそ、ぜひ!


 
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かぶりもの?

2011-12-17 23:08:36 | 美味
「しゅうまつはァ、おやつゥた~いむゥ!
 こんにちわッ、てでぃちゃでス!」
「がるる!ぐるがるるるがるぐるる~!」(←訳:虎です!今日こそ食べまくるぞ~!) 
「こちらをォ、もぐもぐッ!」 

  

 えへん、こんにちは、ネーさです。
 はいはーい、テディちゃに虎くん、
 『不二家』さんの新発売お菓子、
 《カントリーマアム ホットケーキ》は、
 メープル味のゼリーのコクが特徴の、
 とっても美味しいお菓子なんです~♪けれども、
 本日のおやつは、そっちじゃなくて、こっち~!
 
   

「むひゃァッ! できゃッ!」
「がるる!」(←訳:洋梨だ!)

 山形の知人さんからの贈り物《ラ・フランス》ですよ♪
 
 写真に写っているのは2個だけですが、
 大きな段ボール箱に、20個くらいだったかしら、
 どすーん!と詰まって我が家に到着しました。
 箱ごと撮影しようと、
 持ち上げようとしたら……重いっ!重過ぎます!

「ネーさッ、へなちょこォ!」
「がるるるぐるがるっぐるー!」(←訳:非力なんだからぁ、もうー!)

 ふっふっふっ、
 笑いたければ笑いなさい。
 こういうものをいただいちゃったら、
 こうするのが、お約束よね~♪

  

「……ふァ??」

  

「……がるっ??」

 洋梨、というと秋の果実のイメージがあるかもしれませんが、
 産地や品種によっては、
 12月の今が食べ頃になっている物も多いようです。
 さっそく実食してみますれば……
 テディちゃ、虎くん、
 お味はどぅお?

「もォふゥ! おいしィでスゥ~!」
「がるぐるるるがる~!」(←訳:瑞々しくて甘い~!)

 フルーツ大好きな御方に、
 山形産《ラ・フランス》おすすめです!
 寒くても、旬の果実でたっぷりビタミンを摂取して、
 皆さま、
 風邪なんかに負けない休日を~♪

「ら・ふらんすゥ、んまんまァでス!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:ご馳走さま&大感謝~!)

 
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北の大地に、驚きと、笑いと♪

2011-12-16 23:30:50 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日12月16日の東京近郊では、ものすご~い夕焼けが見られましたよ♪

「こんにちわァ、テディちゃでスゥ!
 ゆうやけェ、きれいィだけどォ、さむかッたァ!」
「がるる!ぐるがるぐるー!」(←訳:虎です!凍えちゃったよー!)

 いーや!ホントの寒さはこんなもんじゃないっしょー!
 という声が聞こえてくるのは、
 もしや、この御本の中からでしょうか?
 さあ、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!
 
  


 
               ―― 銀の匙 2 ――


 
 著者は荒川弘さん、2011年12月に発行されました。
 『Silver Spoon』と英題が付されているこの新刊コミックスは、
 『鋼の錬金術師』で大人気の著者・荒川さんが新たに描く《酪農青春グラフィティ》の第2巻!
 なんと!もう累計100万部を突破しちゃったそうですよ~!

「すごいィでス! ぱちぱちぱちィ!」(←拍手♪)
「がるるぐるぐるるー!」(←訳:いま酪農がアツいー!)

 大蝦夷農業高校酪農科学科一年生の、
 八軒勇吾(はちけん・ゆうご)くん。
 お家は、農業とはまったく無関係の八軒くんが、
 ほぼ成り行き?で大蝦夷農業高校ことエゾノーに入学して、
 数年……とも思える濃密な数ヶ月が経とうとしています。

「じゃあッ、もうすぐゥ、なつやすみィッ?」
「がるるーぐるるー♪」(←訳:海だぁー山だぁー♪)

 お休みに入る前に……
 待っていたのは、ピザです。

「ぴッ??」
「がるっ?」

 学生さんたちが、
 学校敷地のゴミ拾いをしていて発見したのは、
 石窯(いしがま)。
 パン、お肉、ピザなどを焼くのに使える窯、ですね。
 
 ピザ。
 簡単じゃねーの?

 八軒くん、そう呟いてしまったために、
 ピザ製作に取り組む羽目になってしまいました。
 言い出しっぺの報いとはいえ、
 石窯を整備して、
 野菜、小麦粉、チーズ、薪を準備し……
 これは、思った以上の大仕事になりそうです!

「せいねんよッ、がんばるゥのだッ!」
「がるぐるるるー!」(←訳:食欲のためにー!)

 出来立てアツアツ、
 チーズとろーり、
 エゾノー特製ピザへ続く道は、
 トゲトゲの、イバラの道。
 
 腹ぺこりんのエゾノーボーイズ&ガールズは、
 美味しいピザにありつけるんでしょうか?

 そして、青春ド真ん中!な夏休みには
 いったいどんな甘~い冒険、いえ、惨劇が……?

「せいねんよッ、すばやくゥ、にげろッ!」
「がるっぐるぐるるー?」(←訳:えっ逃げちゃうのー?)

 新鮮な驚きと、笑いをも満載した《酪農青春グラフィティ》は
 いまや週刊少年サンデーの看板作品!
 現在発売されている最新号で
 グラビアの美少女を押しのけ?表紙を飾っているのは……
 おお! 
 八軒くんですよ!

「わひゃッ! ほんとにィ!」
「ぐるるぐるがるがるがるるる……」(←訳:なんか表紙向けの顔じゃないような気も……)

 いまどき青春?
 酪農グラフィティって?
 と疑っておられる方々も、
 まずはエゾノー見学ツアーへ、
 いえいえ、とにかくこの御本にどーんと体当たりを!
 第3巻が、いまから楽しみでなりません♪
 すべての活字マニアさんに、本気でおすすめ~!

「えぞのーはァ、ひろ~いィのでェ」
「がるるぐるがるがるー!」(←訳:迷子にならないでねー!)
 
 
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流れる曲は、やさしく、なつかしく?

2011-12-15 23:36:48 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 片付けものをしていましたら……何年か前に愛用していた服が出てきました。
 サイズ的に、きっともう着られないわよね~と思いつつ、
 トライしてみると……おおおっ!
 着れます! 問題なく着れちゃいましたよ~!(←喜びの舞!)

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いッつァ、みらくるゥ~ッ!」
「がるる!がるるるぐる~る!」(←訳:虎です!信じられないよ~!)

 は~い、冷たい言葉は気にしませんことよ。
 上機嫌のまま、今日も読書タイ~ム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
              ―― メロディ・フェア ――


 
 著者は宮下奈都(みやした・なつ)さん、2011年1月に発行されました。
 前々回の記事で御紹介いたしました『女神のタクト』と共通しているのは、
 女性を主人公とした小説、という点ですね。

 主人公の、小宮山結乃(こみやま・よしの)さん。
 職業は、ビューティパートナーです。

「びゅーてぃぱーとなッ??」
「がるるぅる~?」(←訳:それなぁに~?)

 昔風の言い方をすれば、
 ああ、それ!と分かる御方もおられるでしょうか。
 美容部員さん、と。

 デパートや化粧品専門店のコスメ売り場などのカウンターで、
 接客を担当しているおねえさま方。
 化粧品会社の美容部員さんのことを、
 小宮山さんが勤務する会社では、
 ビューティパートナーと呼ぶようですよ。

「うむうむッ、きれいなァおねえさんッ、いッぱいィ、いまスッ!」
「がるるぐるるぐるる!」(←訳:皆さんカッコいいよね!)

 小宮山さんも、化粧品フロアの、カウンター内に立っています。
 場所は、東京、ではなくて、
 デパート、でもなくて。

 小宮山さんの故郷の、
 ショッピングモール。
 田園の中の、巨大なショッピングモールの化粧品コーナーが
 彼女の担当でした。

 配属先を聞かされたときは、
 小宮山さん、ずいぶんと憤ったものです。
 なぜデパートじゃないの?
 なぜショッピングセンター?
 花形は、なんといってもデパートの売り場なのに~!

「ふァ~、そういうものォでスかッ」
「がるぐる!」(←訳:複雑だね!)

 ワガママはいけない、
 背伸びもいけない、
 小宮山さんも、そう考えてはいるのです。
 そう、接客業って難しい。
 ショッピングモールへやって来るお客さまは、
 本当に百人百様、年代も好みも買い物の仕方もさまざま。
 先輩の美容部員さんを指名するお客さんの方が、断然多いし……。
 それにまた、化粧品を売るというこのお仕事にも、
 時々、いえ、いつも、
 迷いを感じざるを得ない……。

 よそおう。
 紅をさす。

 それは、ひとにとって、特別なことなのだ――

「まゆげをォ、かいてッ」
「ぐるぐるがるがる!」(←訳:睫毛もくるりん!)

 ショッピングモールに流れるのは『メロディ・フェア』。
 映画のテーマ音楽としてよく知られ、
 今も愛されている名曲に乗せて、
 小宮山さんの迷いは深まってゆくようですが――

 何百年も前には、こんな職業はなかったよね、
 こういうお仕事や、技術、職種も、
 昔むかしには無かったもの、だろうなあ。
 それが現在は……
 
 そんな風に《職業》を、
 また、日々の暮らしのあれこれを、
 新たに見つめ直させてくれる物語です。
 美容部員?
 オトコのオレには関係ないって~とは言わず、
 男性活字マニアさんも、一読を!

「めろでぃふぇあッ、よいィうたでス!」
「がるるぐるがるるるる~♪」(←訳:想い出しながら読んでね~♪)
 
 
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謎のタマゴ……?

2011-12-14 23:17:48 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 やはり……やはり……インフルエンザ予防接種って、油断できませんね。
 注射した痕が腫れてイタい~・ダルい~・フラフラする~と、
 へなちょこネーさは副反応だらけです。
 皆さまも、接種の際にはくれぐれもお気を付けて~! 

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 へなちょこォ、げきたいッ!」
「がるる!ぐるぐるぐるるがるるー!」(←訳:虎です!栄養補給で元気復活ー!)

 なるほどー!
 って、おやつ催促ですわね、つまりは。
 では、本日のおやつタイムは、
 とっておきの珍品を御紹介いたしましょう!
 
「むぽッ♪ これェでスかッ♪」

  

 『ロッテ』さんの《パイの実 苺のクリームチーズパイ》、ですね。

「がるるるーぐるる?」(←訳:それともーこっち?)

  

 『ブルボン』さんの《チョコチップいちご》と《いちごラングドシャ》、ですか。

 どちらも大好きな、とても美味しいお菓子なのですけれど、
 違います!

 これ面白そうだよ~♪と知人さんが持ってきてくださったこちらが本命ですよ~!

  

 『ジャパンフリトレー』さんの
 《田中さん家の たまごかけごはんコーンスナック 関西風味》!

「たッ、たまごかけごはんッ??」
「ぐるるがるるがるる?」(←訳:卵かけ御飯がお菓子に?) 

 私ネーさも、ええっ?と驚きました。
 でも、よ~くパッケージを見て見ると
 鰹だしの効いた醤油味、ご好評につき再登場、とも表記されています。
 スナックお菓子好きさんの間では有名な御品なのかしら?
 いえいえ、考えるよりも実食です。
 さあ、いただきましょう!

「いただきまスゥ!ぱくはむむッ!」
「がるるるがる!ぐるぐる!」(←訳:いただきます!さくぱく!)

 ぱくん、もぐもぐ……お?
 これは……だし巻きたまご、のお味に近いわ!
 甘くない、おだしで味付けをしたタマゴ焼きですよ♪
 
「かつおだしィがァ、きいてるゥ!」
「ぐるるがるるるがるがる!」(←訳:ホントに関西の味がする!)

 実際には、タマゴ焼きよりは濃いめの味つけ、でしょうか。
 ええ、関東ではちょっとお目にかかれない味わいです。
 珍しくも愉しい初顔お菓子、美味しゆうございました。
 ご馳走さま&知人さんに感謝を~!

「おもしろふぁんきーなァ、おかしィでしたッ!」
「がるるぐる♪」(←訳:大満足です♪)

 噂では、《たまごかけごはん 関東風味》もあるらしい、と……?

「さがさなきゃッ!」
「がるる!」(←訳:だよね!)

 
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それは浜辺の、拾いもの。

2011-12-13 23:16:39 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 悩みに悩んだ末、今日は……インフルエンザの予防接種を受けてきましたよ~!
 2010年は接種後の副作用(副反応)にひどく苦しみましたが、
 今回は大丈夫! 寒気も吐き気もありませ~ん!

「こんにちわゥ、テディちゃでスッ!
 ちゅちゅちゅッ、ちゅうしゃァでスかッ、あわわッ!」
「がるる!ぐるがるぐるるがるるるー!」(←訳:虎です!痛くない注射があればー!)

 痛くない注射……
 風邪をソッコー治してくれる新薬……
 人間は、つい夢を見ちゃう生きもの、なんですね。
 では本日も、夢見がちな人間たちのドラマを、どうぞ~!

  


 
               ―― 女神のタクト ――


 
 著者は塩野武士(しおた・たけし)さん、2011年10月に発行されました。
 規格はずれ?な棋士さんたちを描いた『盤上のアルファ』で
 第五回小説現代長編新人賞、2011年の将棋ペンクラブ大賞を獲得した著者・塩野さんの、
 この御本が第二作となります。

「ふむふむゥ~、しょうぎのォ、おはなしィ、でスかァ?」
「がるぐるぐるるがる~!」(←訳:じゃないみたいだよ~!)

 風雲急を告げ、
 駒が乱れ飛ぶ舞台は、くるりと背景を変え、
 序章の幕が開けば……
 そこは明石海峡大橋を遠くに望む舞子海岸。
 輝く海。
 ボートの音。
 東の空にはカモメの群。
 のどかで平和な眺め、ですが……。

 でも、海岸に立って、主人公の矢吹明菜(やぶき・あきな)さんは
 自分の現状をこう表現するのです。

  《私は谷。谷底。》

「たッ? たにぞこォ??」
「ぐるるがるる~!」(←訳:なんか暗いよ~!)

 矢吹さんが少しばかり暗くなっちゃってるのも、無理はありません。
 現在、失業中。
 先日、彼氏と別れてしまいました。
 ここ舞子の海岸を歩いているのも、
 あてどない旅の途中、
 駅名に惹かれ、気まぐれに電車を降りたため。

 しかし。

 ぼんやり歩く砂浜で、
 矢吹さんは拾います。

「ひろいものォ?
 あはッ、わきゃッたでス! かいがらァ!」
「ぐるがるぐるっ?」(←訳:椰子の実とかっ?)

 いいえ、
 矢吹さんが拾ったのは、
 出会い、でした。

 和服姿で、イヤホンをつけ、砂の上にあぐらをかいて座っているおじいちゃん。
 さらなる気まぐれで、
 矢吹さんはそのおじいちゃんに
 話しかけてみます。

  何聴いてるんですか?

「えんかッ、かなァ~?」
「がるる?ぐる?」(←訳:都都逸?詩吟?)

 おじいちゃんが聴いていたのは、
 矢吹さんの心を揺さぶる“或るもの”でした。
 
 様々な記憶を呼び起こすそれを耳にした瞬間、
 気まぐれな出会いは運命的な出会いに変わります。
 眠っていた矢吹さんの、目を覚まさせる出会いに。

 ミステリ分野の作品ではありませんけれど(たぶん)、
 序章以降の展開は、どうぞ御本で!
 エンタ精神で突っ走る著者・塩田さんの、いえ、
 明日を見据える主人公・矢吹さんの、
 熱い右ストレートをビシバシ浴びてくださいな~♪

「じゃぶだッ、ふッくだッ!」
「がるるるぐるぐるがるるがるー!」(←訳:これボクシング漫画じゃないよー!)
 
 
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なりたや、王さまに?

2011-12-12 23:32:57 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 甲州街道沿いのイチョウさんたちは、

  

 と、このように黄色く染まって、散る寸前、ですよ~。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 おそらがァ、あおいィッ!」
「ぐるるー!がるがるる!」(←訳:虎ですー!冬の青だね!)

 お出掛けには手袋を忘れずに!
 ついでに帰宅時にも、手袋忘れてないわよね?と確認を。
 でも読書タイムもお忘れなく~!
 本日ご紹介いたしますのは、はいっ、こちら~!

  


 
               ―― ハプスブルク家の人々 ――


 
 著者は菊池良生さん、2009年11月に発行されました。
 巻末の解説によれば、著者の菊池良生(きくち・よしお)さんは、
 ドイツ・オーストリア文化史とオーストリア文学の専門家で、明治大学の教授さん!
 ハプスブルク家に関する多くの著書をお持ちだそうですよ。

「ふァ~、おーすとりあぶんがくゥ!」
「がるるーぐるっるがるるる!」(←訳:ドドドっドイツ文化ですかー!)

 ドイツ・オーストリア圏に君臨した統治者一族――
 それが、ハプスブルク家。
 ハプスブルク家の血を享けた皇帝、女帝、王さまたちは、
 いったい何人に上ることか……。
 大公さんや貴族さんたちまで含めれば、
 冗談ではなく数え切れないほど、ですね。
 
 そのハプスブルク一族のトップに立つのは、
 神聖ローマ帝国(ドイツ帝国)の皇帝さんたち、
 オーストリア皇帝さんたち、
 スペイン王たち、
 時にはハンガリーの王ともなり、
 フランスの王族ともなった一握りの人びと。

 著者・菊池さんは、
 彼ら一握りのトップと、
 トップの地位にあともう少し!まで迫った男たちの人生を
 選り抜いた言葉で描写します。

「おうさまのォ、はなやかなァ、くらしぶりッ!」
「ぐるるがるがるぐる!」(←訳:絢爛たる宮廷生活!)

 王さまライフは飲めや歌えやの気楽な毎日~♪……ではありません。
 王冠あれば、また、王冠を狙う者あり。
 領土あれば、隙をみて奪わんとする者あり。
 戦争やら税金やら宗教やら革命やら、
 心をすり減らさずにはいられないことばかり。

 この御本の中で菊池さんが、
 もっとも多く筆を費やし、
 密かな共感をもって描き出そうと試みているのは、
 マクシミリアン大公の生涯。

 マクシミリアン、といっても分かりにくいかもしれませんが、
 美貌で知られるエリザベート皇妃の義理の弟、
 と説明すれば、手懸かりになるでしょうか?

「うむむッ! だいにんきのォ、おひめさまっ、でスねッ!」
「がるるるがるるぐるる!」(←訳:劇やミュージカルにもなった!)

 皇帝の弟、ってどんな気持ちがするものなのでしょうか。
 兄より数年、
 もしも双子だったりした場合は僅か数分の差で、
 自分の頭上から王冠が逃げてゆく、という気持ちは……。

 帝王教育を受ける兄フランツ・ヨーゼフ一世の傍らで、
 いったい何を待てばいいのか……
 成人する日を?
 それとも、兄が失脚する日を?
 或いは、一族から永遠に解放される日を……?

 皇位継承権を放棄してまで
 マクシミリアンさんが向かったのは、新大陸のメキシコ。
 実権など無きに等しい新皇帝の身に
 ふりかかるドラマは――

「あうゥ~、おうさまにィ、うまれなくてェ、よかッたでス!」
「がるるーぐるがるる!」(←訳:フツーで良かった!)

 ここは日本とちょっと似てるわね、と思ったり、
 いやいや、こんなの日本では考えられないぞ~!と仰天もさせられて、
 好奇心旺盛な歴史好きさん、
 肖像画好きなアートマニアさんにもおすすめしたい一冊です。

「おそろしやッ、おうさまたちィッ!」
「がるぐるがる~!」(←訳:なんたる一族~!)

 底知れぬ“王”たちのものがたり、
 『ベルばら』ファンさんも、一読を!
 
 
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