テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ダブルで、タロー!

2018-06-20 22:12:17 | ミュゼ
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 わふふふゥ! やッたァやッたァ~♪」
「がるる!ぐっるるるる!」(←訳:虎です!やったよねえ!)

 こんにちは、ネーさです。
 この24時間は日本中がW杯の魅力と魔力を堪能した時間でしたね。
 どうか次戦もこの幸福を!と願いつつ、
 さあ、本日は読書をサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♫

  



         ―― 街の中の岡本太郎 ――



 川崎市の岡本太郎美術館にて、
 会期は2018年7月14日~9月24日
 (毎週月曜と7/17、9/18は休館、ただし7/16、9/17、9/24は開館)、
 『太陽の塔リニューアル記念 パブリックアートの世界』と
 副題が付されています。

「たろーさんのォ~!」
「ぐるがーる!」(←訳:空間アート!)

  

 岡本太郎さんが制作したさまざまな作品の中でも、
 一種異様な存在感を放っているのは
 パブリックアート――
 公園や学校など、パブリックな空間/場所に創られたものは、
 全国に70ヶ所、
 優に140点を数えます。

 この展覧会では、
 モザイクタイルを使った初期の作品、
 大阪・千里の《太陽の塔》、
 東京・渋谷駅の《明日の神話》などの
 原型、原画、スケッチ、写真等が紹介されますよ。
 そして――
 
  



          ―― 太陽の塔への道 ――



 東京・港区南青山の岡本太郎記念館にて、
 会期は2018年5月30日~10月14日(火曜休館)、
 こちらで紹介されるのは、
 “太陽の塔 再生の道のり”。
 特に、作風が大きく変わったといわれる
 1960年代の岡本太郎さんにお仕事に
 ぐぃっとフォーカス!

「このォ、もちィーふゥ!」
「がるるる!」(←訳:うねる線!)

  

 南青山と川崎市、
 この夏ダブルで開催される
 それぞれにユニークな岡本太郎さんの展覧会。

 川崎市の岡本太郎美術館では、
 夏休みの時期に合わせ、
 音響彫刻コンサート、
 音響彫刻レクチャーと音響体験、
 バーチャルリアリティで体験する《太陽の塔》、
 モザイクアートを作る講座、
 パブリックアートめぐりなど
 関連イベントも多数予定されています。

「たろーさんッだいすきィなァおかたにはァ~♪」
「ぐるるるがる!」(←訳:嬉しい夏です!)

 いまも身近に感じられる太郎さんの造形、その足跡と、
 ファンの皆さま、
 ぜひ、再会してみてくださいな♪
 



    では、ここでオマケ画像も、はいっ!
   
    『MUJI』さんの
    《素材を生かしたスナック 米粉とのり塩》は、
    サッカー観戦中のおやつにおすすめで~す。
    「しあいかいしィまえェにィ、ぱくぱくッ!」
    「がるるるるぐるるる!」(←訳:試合後にもパクパク!)
    地震があり、
    大雨があり、と
    こころがヒリヒリする毎日ですけれど、
    サッカーやアートや、
    ささやかなおやつの時間が、
    どうか穏やかな日常の入り口になりますように……。
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一日あれば、世界は。

2018-06-19 22:18:30 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いのりィまスゥ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!祈ります!)

 こんにちは、ネーさです。
 近畿地方ではいまだ余震が続いていると聞きます。
 日本列島を覆うこの不安と緊張の影を、
 どうか勝ち点3をもぎ取ってスパっと取り除いておくれ!
 と天に訴えるのは贅沢に過ぎるでしょうか……
 いえ、今はただ彼らの健闘を願いながら、
 さあ、本日の読書タイムです。
 こちらを、どうぞ~♪

  



       ―― ねこ町駅前商店街日々便り ――



 著者は柴田よしきさん、2017年11月に発行されました。
 はぁい、御本の題名にある通り、ネコです、猫です、ニャンコです。
 著者・柴田さんの作品でニャンコ!といえば、
 《猫探偵 正太郎》シリーズが有名ですが、
 この御本は正太郎くんとはまた別の
 ニャンコちゃんの御話なんですよ。

「めのォいろはぁ、みどりィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:毛色はグレイ!)

 そう、緑目で灰色の毛並み、
 やけにヒゲが長くて、
 とても人懐こいニャンコ。

 このニャンコを巡って、
 大騒動が起きました。

「にゃんこでェ、けんかッ??」
「がるぐる?」(←訳:何故また?)

 灰色の猫を拾ったのは、欣三おじいさん。
 猫を飼うつもりで家に帰ったところ、
 奥さんに大反対されました。

   捨ててきて!

 なんて冷たいことを!と憤る御方もおられましょうが、
 理由があるのです。

 奥さんはひどいネコアレルギーで、
 猫の毛を服に付けた友人が近くに来ただけでももう、
 クシャミが……クシャミが……

「はッくしょんッ!」
「ぐるぅるがるぅる!」(←訳:クションクション!)

   捨てる? 冗談じゃない!
   猫を捨てるくらいならおまえが里に帰れ!

 売り言葉に買い言葉じゃないんですけどね、
 お皿やら何やら、
 家の中を物が飛び交う大ゲンカになってしまって、
 とりあえずニャンコは
 欣三さんのお孫さんの、
 佐智子(さちこ)ちゃんが外へ連れ出したものの。

 さて、これからどうしよう?

「さとおやァさがしィ、でスねッ!」
「がるるるるるぐる?」(←訳:猫好きさんはどこ?)

 佐智子ちゃんが住んでいるのは、
 根古万知――正式呼称は『ねこまんち』、通称『ねこまち』。

 駅前の商店街はシャッター通りになり、
 来月からは駅長さんもいなくなるかもしれない、という
 寂れた町です。

 それでも、おお、いたいた、いましたよ、
 猫好きさんが。

「やッたでスゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:里親発見!)

 灰色猫は、ちょっとややこしいんですけど、
 喫茶店で働いている愛美(まなみ)さんが
 飼ってくれることになりました。

 愛美さんが家を留守にしている昼間の時間帯は、
 駅の売店で働いている恵子(けいこ)さんが預かる、という
 ニャンコ好き知人友人ネットワークフル稼働で、
 みごと、灰色猫は新たな居場所を見つけたのです。

「うみゅッ? それにィしてはァ~?」
「がるるぐるがる?」(←訳:様子がヘンだよ?)

 たった一日のこと、でした。

   根古万知――
   ねこ町の駅に、猫がいる!

 SNSで拡散されて、
 あっという間に大評判に!

「にゃんこのォ、みりょくゥ、おそるべしィ~♪」
「ぐるるるる♫」(←訳:侮れないね♫)

 寂れた町が、一気に大変化の予感?
 灰色ニャンコは、
 飼い主となった愛美さんの日常は、
 どんな嵐に見舞われるのか?

 ネタバレ回避のため
 これ以上はお喋りできませんが、
 ニャンコ好きさんにも旅好きさんにも
 おすすめしたい《情熱》のものがたり、
 皆さま、ぜひ、一読を♪



  追記:わおおおお! やりましたわ!
    「やッたァ~!」
    「がるる~!」
     勝ち点3!ゲットです!!! 


 
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かがやけ、采配!

2018-06-18 22:08:01 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 関西地方、大坂にお住まいの皆さまに
 心よりお見舞い申し上げますとともに、
 どうか、一日も早く日常が戻りますように――

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!」(←訳:虎です!)

 東日本大震災で、私たちは学びました。
 こんなときこそ、デマなんかに耳を貸したりせず、
 こころを明るく保たねば!と。
 ならば本日の読書タイムも、
 目一杯明るく!希望に満ちた展開を語り合うべく!
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♫

  



    ―― 世界のサッカー名将のイラスト戦術ガイド ――



 著者は西部謙司(にしべ・けんじ)さん、2018年4月に発行されました。
 そう、明日です!
 明日19日は、いよいよ日本チームも出陣しますよ!

「どのォしあいィもッ、ほんきィでス!」
「ぐるがる!(←訳:魂の走り!)

 選手さんたちスタッフさんたちが、
 血の滲むような思いを積み重ね、
 一戦一戦予選を闘い、
 勝ち上がった挙句、ここに辿り着いたのか……

 ただ観るしかない側の私たちには
 想像もできないような苦難の連続だったことでしょうが、
 ええ、ここまで来たんですから!

「ゆけゆけッ!」
「がーるるぐるるる!」(←訳:ゴールをもぎ取れ!)

 はい、得点を挙げるのは
 もちろん晴れの舞台に立つ選手さんたちなのです。

 しかし。
 試合を動かすのは
 実は監督さんの采配なのだ、と言ったら
 信じてもらえない……かしら?

「うゥ~んッ??」
「ぐるるる??」(←訳:そうなの??)

 確かにね、華やかにゴールを決める選手さんに比べて、
 ベンチ近くをウロウロしている監督さんは
 あまり目立ちません。
 でも。

 どの選手をピッチに送り出すか。

 先発を誰にして、
 交代枠に誰を残しておくか。

 選手さんたちを、どこにどう、
 どんな布陣で配するか。

 そういった事柄を決定し、実行するのは
 すべて監督さんの役目であり責任です。

「どこのォくにィもッ?」
「がるぐーるる?」(←訳:どのチームも?)

 どこの国もどのチームも事情は同じ。

 メッシさんネイマールくんのような天才をどう扱うか?
 彼らエースの周りに置くチームメイトは?
 ディフェンスは3枚にするか4枚で行くか?
 各選手さんのコンディションは?

「なやみィどころッ!」
「ぐるるぅるる!」(←訳:考えちゃうね!)

 この御本では、
 現代サッカー界の名監督さんたちを
 《トータルフットボール》
 《堅守速攻系》
 《バランス重視系》
 《前衛系》
 《大御所系》
 の5系統に分類し、分析しています。

 このうち、《大御所系》はね、
 既に時代の潮流から遅れているのが現状で、
 今いちばん勢いがあるのは
 《トータルフットボール》派、かなぁ……?

「むだのないィ、ぱすわーくゥ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:攻守両面に隙なし!)

 チェスもかくやの
 現代サッカーという大舞台の大勝負。

 今回のW杯を機に
 サッカーをより詳しく知りたくなった方々は
 ぜひ、この《戦術ガイド》本を手に取ってみてくださいね。

 遠いロシアの地で、
 明日、はたして日本チームはどんな布陣で
 強敵コロンビアに挑むのか――

「すッごくゥこわいィけどォ!」
「ぐるがる!ぐるるる!」(←訳:凄く期待!なのです!)
 
 
 
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絵筆で、時代を。

2018-06-17 22:11:02 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 わーるどォかッぷゥ、だけじゃないィのでスゥ!」
「がるる!ぐるがるるぐるる!」(←訳:虎です!日本選手権だよう!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい! 2018年度の自転車競技の全日本選手権が
 タイムトライアル部門は今日17日に石川県志賀町で、
 ロードレース部門は22日~24日に島根県益田市で開催されます。
 新王者/女王になるのはいったい誰だ?と
 W杯に劣らずワクワクさせられながら、
 さあ、読書タイムもスタートです。
 本日は、こちらのアートブックを、どうぞ~♪
 
  



        ―― ART GALLERY 風俗画 ――



 監修は青木正規さん、木島俊介さん、中野京子さん、
 高橋明也さんが責任編集を務める《テーマで見る世界の名画》第7巻は、
 2018年3月に発行されました。
 『日常へのまなざし』と副題が付されています。

「にちじょうへのォ、まなざしィ~??」
「ぐるるがるるっるぐる?」(←訳:それが風俗画ってこと?)

 以前に御紹介した『歴史画』の巻では、
 歴史画って何なんだろう?と悩みましたが、
 この勘では御本冒頭で明白に、

  画家がその生きた時代に、
  周囲の社会のさまざまな光景を題材に描いたもの、

 と定義されています。

 その定義を補佐するかのように、
 御本の表紙に掲げられているのは、

 ピエール・オーギュスト・ルノワールさん作
 『舟遊びをする人々の昼食』。

「おおぜいのォ、にんげんッ!」
「がるるぐるるるがーる!」(←訳:食事やダンスのシーン!)

 肖像画ではない、
 単なる群像画でもない、
 日々の暮らし感が強く描かれた人物画、
 とでも言ったらいいのでしょうか。

 本文の内容は大きく、
 第1章『社会の中の虚実』
 第2章『家庭と日常生活』
 第3章『情熱とエロティシズム』
 の3章で構成されているのですけど、
 なんといっても私たち読み手の目を惹きつけるのは、
 カラヴァッジョさんから
 ベラスケスさんへの連携プレー!

「はなばなしいィ~♪」
「ぐるがる!」(←訳:目玉だね!)

 カラヴァッジョさん作『女占い師』
 ラ・トゥールさん作『ダイヤのエースを持ついかさま師』
 ベラスケスさん作『バッカスの勝利(酔っ払いたち)』、
 そして数ページ後には、
 ヨハネス・フェルメールさん作『牛乳を注ぐ女』。

 この後も、
 エドゥアール・マネさん作『草上の昼食』、
 エドガー・ドガさん作『バレエの授業』と
 続いた流れから……一転!

「むむッ??」
「がるる!」(←訳:変調だ!)

 川面に突如あらわれた変調――破調とは。

 御本の59ページ、
 エドワード・ホッパーさん作『ナイトホークス』(1942年)。

「あめりかァ、なのでス!」
「ぐーるっるがぅるるるる!」(←訳:ヨーロッパじゃないんだ!)

 新大陸、いえ、
 “新世界の美”とでも呼んだらいいのかしら、
 ニューヨークのグリニッジヴィレッジ、
 カフェなのかダイナーなのかバーなのか、
 煌々と、目映いばかりのガラス窓の向こうに、
 男女の姿が照らしだされている――

 レイモンド・チャンドラーさんの小説の1シーンもかくや、
 まさに“時代”を切り取って焼き付けたかのような
 風俗画の定義そのものの傑作です!

「おんがくもォ、きこえてきそうゥ!」
「がっるぐるるるがる!」(←訳:きっとJAZZだよ!)

 カラヴァッジョさんとホッパーさんの対比ぶりだけでも
 見る価値は絶対にあるこの御本、
 アート好きさんにおすすめです。

 あ、他にも、
 ジャン=フランソワ・ミレーさん作『松明での鳥の猟』、
 エゴン・シーレさん作『死と乙女』や、
 巻末の高橋明也さん著『風俗画の系譜』も
 見どころ&読みどころですよ。
 ぜひ一読、いえいえ、熟読してみてくださいね~♪
 
 
 
 
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― 手から、生み出す ―

2018-06-16 22:09:35 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでッスゥ!
 むむッ? ネーさがァ、しょんぼりィ??」
「がるる!ぐるるるるるるぅ?」(←訳:虎です!どうしたのかなぁ?)

 こんにちは、ネーさです。
 それがね、ちょっと聞いてよ、テディちゃ、虎くん、皆さまも!
 今回のW杯ってね、いないのよ!
 私ネーさ好みの美男さんがひとりも!

「……ふァ?」
「……がるぅ?」

 ああ、どうしてなのかしら。
 高給取りの一流プレイヤーさんが揃ってるはずなのに、
 ハンサムさん皆無だなんて……
 癒し難い悲しみを抱えつつ、
 さあ、週末の今日は読書をサボり、
 展覧会情報をお送りいたしますよ。
 こちらを、どうぞ~♪
 
  



          ―― 河井寛次郎 展 ――



 東京・港区のパナソニック汐留ミュージアムにて、
 会期は2018年7月7日~9月16日(毎週水曜と8月13日~15日は休館)、
 『Exhibition of Kawai Kanjiro』と英語題名が、
 『没後50年 ――過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今――』と
 日本語副題が付されています。

 前回の展覧会情報では、
 三鷹市美術ギャラリーの『太宰治展』を御紹介いたしました。

 太宰治さんは1909年生まれ1948年没であったのに比し、
 河井寛次郎さんは1890年(明治43年)生まれ、
 1966年(昭和41年)没……

 世代はやや違ってはいても、
 生きた時代は重なっていますね。

「げきどうォのォ、ときィ!」
「がるるぐる!」(←訳:20世紀前半!)
 
  

 この展覧会では、
 京都の河井寛次郎記念館に収蔵されている
 陶芸作品や木彫作品、
 書、調度類をはじめ――

「はつこうかいィ~さくひんッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:あるんです!)

  

 山口大学が所有し本邦初公開となる陶芸作品、
 パナソニック創業者・松下幸之助さんが
 所蔵した河井さんの作品等も展示し、
 多分野で活躍した河井さんの功績を偲びます。

 また、会期中は関連イベントも予定されていて、
 ギャラリートークや対談、
 そして7月21日には、
 河井寛次郎記念館学芸員の鷺珠江さんと
 俳優・井浦新さんの
 トークショーも開催されますよ♪

「すぐにィ、よやくゥしなくッちゃッ!」
「がるぐるるるがるるぐるる~!」(←訳:定員250名だから急いで~!)

 イベントの予約は、
 美術館HP、
 またはチラシ(フライヤー)に掲載されている
 ハローダイアルでお申込みくださいね。

 開幕は半月ほど先になりますが、
 アート好きな皆さま、楽しい美術散歩へ、ぜひ♫

 
 

    さて、今回のオマケ画像は……
   
    はい!やって来ました!
    年に一度、
    6月中旬から7月初旬にかけて
    可愛いピンク色のお花を咲かせる……
   「ねじりばなッ!」
   「ぐる~!」(←訳:ネジ~!)
    サクラもいいけど、
    バラもすてきだけど、
    私ネーさ、
    この撮影困難なほどチビっこいお花が大好きです♫
    ネジリバナちゃんに
    長~く美しく咲いていただくためにも、
    どうか豪雨が降りませんように、
    凶悪な台風が来ませんように、
    皆さまの休日が穏やかなものでありますように……
    
   
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《トラ技》の熱き闘い!

2018-06-15 22:17:27 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さいしょからァ、よそうゥがいィ~!」
「がるる!ぐるがるるる~!」(←訳:虎です!先が読めない~!)

 こんにちは、ネーさです。
 2018W杯、いやー早速おもしろくなって来ましたね♫
 今日もまた番狂わせがあるのかしら?
 ハラハラ度が高まる一方で、
 さあ、読書タイムも進めますよ。
 本日は、こちらお短編集を、どうぞ~♪

  



           ―― 超動く家にて ――



 著者は宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)さん、2018年2月に発行されました。
 『宮内悠介短編集』と堂々銘打たれたこの御本には、
 著者・宮内さんが御自身で選んだ短編作品16編が
 収録されている、のですけれども。

「へェ~んしィ~んッ!」
「ぐるっ!」(←訳:とおっ!)

 『盤上の夜』『ヨハネスブルグの天使たち』
 『カブールの夜』『ディレイ・エフェクト』
 『あとは野となれ大和撫子』
 などなどの、
 日本SF大賞受賞作、吉川英治文学新人賞、
 芥川賞の候補にもなった宮内さんの
 “作風”を期待しながら
 この御本を手に取った方々は、
 ええ、そうなんです、

 ……はぁ?

 ってなっちゃうような大変身っぷりですよ。

「さいしょのォ、おはなしがァ~♪」
「がるるぐる!!」(←訳:ドツボです!!)

 御本のいちばん初めに置かれ、
 読み手の度肝を抜くのは、

   『トランジスタ技術の圧縮』。

 それ何のこと?と思うのは文系さん、
 ああアレね、と頷くのは理系さん、でしょうか。

 『トランジスタ技術』とは
 電子工学のハードウェアや電子工作の記事を中心とする
 月刊の電子工学専門誌。
 プロの方々からアマチュアさんにまで愛読され、
 《トラ技》なる略称、いえ愛称を奉られているほどです。

 ただ、この《トラ技》誌、
 とてもとても厚いんです。

「おもいィ~!」
「ぐるるる~!」(←訳:かさばる~!)

 分厚くて、置く場所がない……

 困った《トラ技》愛読者さんたちは考えました。

 そうだ、圧縮しよう!

 広告部分のページを捨て、
 厚さを半分にしてしまえばいい!

「ないすゥあいであッ!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:暮らしの工夫だよ!)

 こぞって圧縮に挑む《トラ技》愛読者さんたち。

 各自の研鑽が実り、評価され、
 やがて誕生したのが
 《トラ技圧縮コンテスト》。

 圧縮技術の全国波及、コンテスト人気の興隆と、
 チャンピオンたちの意気込み、闘い――

 著者・宮沢さんが語るのは、
 梶原一騎さん原作になるスポーツ漫画の金字塔
 『あしたのジョー』の幻影か、
 はたまた『巨人の星』の復刻か。

 白いリングの上、
 最後にチャンピオンベルトを勝ち取るのは……?!!

「たのしィ~いィ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:これがエンタだ!)

 宮内さんの奇想が快走する『トランジスタ技術の圧縮』、
 SF好きさんはニヤリ!な表題作『超動く家にて』、
 シュールかつキュート?な『かぎ括弧のようなもの』他、
 シャレが利いてる16作品、
 巻末の『あとがき』も必読です。
 灰色の梅雨雲を吹き飛ばしたい活字マニアさんは、
 どうかぜひ、一読を♪
 

  
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素顔は、斯様に。

2018-06-14 22:16:45 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 ふァいッ! はじまりまァ~スッ!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!祝開幕!)

 こんにちは、ネーさです。
 そうです、始まりますよロシアW杯!
 私ネーさの大好きなイタリアが参戦できなかったのは
 返す返すも無念ではありますが、
 4年に1度のフットボールの祭典に声援を送りつつ、
 ちゃっかり同時進行の読書タイム、
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫

  



         ―― 文豪たちの友情 ――



 著者は石井千湖(いしい・ちこ)さん、2018年4月に発行されました。
 前回記事では今週末から三鷹市で開催される
 『太宰治 三鷹とともに』展を御紹介いたしました。
 この御本でも、はい、太宰さんは注目の的ですね。

「だいすたーでスからッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:知らぬ者なしの!)

 とはいえ、太宰さんひとりに負わせるのは
 《文豪》の看板は重過ぎるようです。
 ここはひとつ、
 日本近代文学の文豪さんたち13組で
 重~い看板を分け合っていただきしょう。

「じゅうさんッくみィ??」
「がるるぐるるる?」(←訳:組分けしてるの?)

 この御本は、3つの章から成っています。

   第一章『永遠のニコイチ 自他ともに認める親友』

   第二章『早すぎる別れ 夭折した文豪と友人たち』

   第三章『愛憎入り交じる関係 ケンカするほど仲が良い二人』

 著者・石井さんによって
 『永遠のニコイチ』と認定されるのは、

 佐藤春夫さんと堀口大學さん。
 室生犀星さんと萩原朔太郎さん。
 志賀直哉さんと武者小路実篤さん。
 川端康成さんと横光利一さん。

「しょうがいィのォ、ゆうじんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:幸福な出会い!)

 そして、夭折した文豪さんと友人さん、といえば、

 正岡子規さんと夏目漱石さん、
 石川啄木さんと金田一京助さん、
 国木田独歩さんと田山花袋さん、
 芥川龍之介さんと菊池寛さん、
 太宰治さんと坂口安吾さん、
 梶井基次郎さんと三好達治さん。

 さらに、
 なぁんだ、ケンカするくらいの仲良しなんじゃん♪
 と、石井さんに喝破されちゃうのは、

 泉鏡花さんと徳田秋聲さん、
 中原中也さんと小林秀雄さん、
 谷崎潤一郎さんと佐藤春夫さん。

 以上、13組26人の文豪さんが、
 下積み時代は互いに励まし合い、
 病を得た友を看病しては落涙し、
 大ゲンカしては周囲を困らせ、
 現在に至ってもこうして
 話題にされてしまう――

「ぶんごうゥさんもォ、にんげんなのでス~!」
「がぅっるがっるるるる♫」(←訳:ちょっとホッとしたね♫)

 展覧会情報を御紹介した直後ですから、
 やはり太宰さんのパートは気に懸かりますけれども、
 私ネーさ、泉鏡花さんの大ファンですもので、
 『愛憎入り交じる関係』の章を
 ハラハラしながら読みました。

 あの美文家の鏡花さんが、
 本気で誰かとケンカするなんて、
 似合わないような、
 いや大いに有り得るような……?

「でもォ、おわりィよければァ~」
「がるるぐるっるがるる!」(←訳:すべてよしってことで!)

 遠い日、
 文学者さんたちの間に何があったのか。
 彼らの想いはどんな形で昇華されたのか。

 いまベストセラーリストにランキングされているこの御本、
 文学史ノンフィクション好きな御方に、
 19~20世紀史好きな御方にもおすすめです。
 ぜひ、一読してみてくださいね♪

 
 
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― 三鷹に、佇む ―

2018-06-13 21:52:20 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぎゃわゥ! すぺいんにもォ、げきしんッ!」
「がるる!ぐるがるるぅるるるるー!」(←訳:虎です!日本だけじゃないんだー!)

 こんにちは、ネーさです。
 んまあ! 冗談かと思ったけど本当なの?!?
 W杯の優勝候補に数えられるスペイン代表チームの監督さんが
 開幕直前の今日、解雇されちゃった!?!
 ……そうかあ、日本だけじゃないのね、
 各国いろんな“思惑”が渦巻いてるんだわぁ~と目を白黒させつつ、
 週の半ばの本日は、
 さあ、読書とも大いに関係がある
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♫
 
  



        ―― 太宰治 三鷹とともに ――



 東京・三鷹市の三鷹市美術ギャラリーにて、
 会期は2018年6月16日~7月16日(月曜休館、ただし7/16は開館)、
 『Dzai will be withMitaka,always』と英語題名が、
 『――太宰没後70年――』と日本語副題が付されています。

「うんッ、このォおしゃしんッ!」
「ぐるがるるぐるる!」(←訳:良いお写真だよね!)

 ↑チラシ(フライヤー)表面の、
 林忠彦さん撮影による
 とても印象的なお写真の“主役”さんは、

 太宰治さん(1909~1948)。

 もはや説明の必要もないこの文豪さんが、
 東京の三鷹市に暮らしていたことは
 よく知られています。

  

「めいさくがァ、うまれたァばしょなのでス!」
「がるるぐる!」(←訳:充実のとき!)

 三鷹市・下連雀の、新築の借家。

 疎開していた期間を除けば、
 家族とともに約7年半をここで過ごし、
 『走れメロス』(昭和15年)
 『東京八景』(昭和16年)
 『斜陽』(昭和22年)
 『人間失格』(昭和23年)も、
 自宅の書斎や、
 駅前の仕事部屋から生まれた作品でした。
 
  

「あいようのォ、まんとッ♫」
「ぐるるがーるぐる!」(←訳:着物用コートだよ!)

 『斜陽』原稿、
 『人間失格』初版、などの他に、
 太宰さんが描いた油彩画、
 愛用していた万年筆や
 二重回し(マント風の着物用コート)、
 といった貴重な御品が出展されるこの展覧会へ、
 太宰さんのファンの方々は、
 ぜひ。

 三鷹市美術ギャラリーはJR三鷹駅前すぐ、ですよ♪
 
 


    では、ここでオマケ画像も、ちょちょいっと。
   
    『ハマダコンフェクト』さんの
    《バランスパワー 果実たっぷり》は、
    ビタミンや食物繊維入りの栄養機能食品なので、
    きゃーっ寝坊したあぁ!
    ってな朝には。
   「ごはんのォ、かわりにィ!」
   「がるるるるぐる!」(←訳:おやつにもいい!)
    フルーツケーキ好きの御方にもおすすめです♫

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~ めぐり巡る、旅ならぬ旅 ~

2018-06-12 22:13:55 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 わわゥ! おもたいィ~!」
「がるる!ぐるるるる?」(←訳:虎です!サイズはL?)

 こんにちは、ネーさです。
 果物屋さんやスーパーマーケットに並ぶスイカが、
 どんどんサイズが大きく丸くなってくるにつれ、
 夏も本番なのだそうですよ♫
 最近は日本のスイカが中東で大人気だそうですが、
 さあ、本日の読書タイムは、
 世界中の旅行者さんから大々人気のあの都市を舞台にした
 こちらの御本を、どうぞ~!
 
  



 ―― 京都伏見のあやかし甘味帖  花散る、恋散る、鬼探し――



 著者は柏てん さん、2018年3月に発行されました。
 以前に御紹介しましたね、
 『京都伏見のあやかし甘味帖 おねだり狐との町屋暮らし』に続く
 シリーズの第2巻目となる作品です。

「あァ~、あのォおねえさんッ!」
「ぐっるぅっるるがる!」(←訳:突っ走っちゃった人だね!)

 働いて働いて働き詰めで、
 お仕事に全力投球していた小薄(おすすき)れんげさん。
 或る日、愕然としてしまいます。

 恋人が、浮気。
 ミスをしたわけでもないのに、失職。

 こんなことって……!
 
「むむゥ! いッすんさきィはァ~」
「がるっるるる……」(←訳:闇だったんだ……)

 漠然と思い描き、想像していた未来が消えた――
 呆然自失状態のれんげさんが向かったのは、
 京都でした。

 東京から京都へ、
 つまりは傷心旅行のようなものでしょうけれど、
 傷心旅行とちょっとばかり違うのは、
 れんげさん、京都に“腰を据え”ちゃったんですね。

 大学生の虎太郎(こたろう)くんが住む町屋の一室に民泊し、
 気が向けば形ばかり出歩きはするものの、
 やはり、心の傷が疼いて、
 観光に熱中は出来ません……。

「でもォ、そこにィ!」
「ぐるぅるる!」(←訳:新キャラが!)

 れんげさんと親しくなったのは、
 いえ、なついた、というべきなのか、
 四六時中まとわりつくようになったのは、
 小さなキツネ。

 れんげさんが“クロ”と命名した黒いチビキツネちゃんは、
 伏見の御稲荷さまの一族の子。

 チビキツネちゃんと係れば、
 ヒトの眼には視えない別世界の京都の姿が 
 れんげさんにも見えてくる――

「こんかいィもォ、まきこまれてェまァ~ス!」
「がるるぐる??」(←訳:鬼退治騒動??)

 れんげさんの、スペクタクル?な体験と、
 対照的にのんびりと描かれるのは
 虎太郎くんの“京都甘いもの買い出し日記”。

 今日の和菓子屋さんを巡る虎太郎くんの食いしん坊っぷりが、
 物語に、バランスとアンバランス、両方をもたらします。

 読み手の方々は、
 はたして、鬼を探す羽目になったれんげさんと、
 お菓子を求めて町々を訪ねる虎太郎くん、
 どちらに共鳴することでしょうか♪

「それはァ、やぱりィ!」
「ぐるる!?!」(←訳:お菓子だ!?!)

 ミステリ的な要素も持つ御話ですので、
 これ以上詳しくは記せませんが、
 京都好きなカツジマニアさんはきっと楽しめる一冊です。
 和菓子好きな御方も、ぜひ♫

 
 
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変わりダネ、見つけました?

2018-06-11 22:16:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いまァ、すいすがァ~あついィ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!前哨戦なんです!)

 こんにちは、ネーさです。
 現在、スイスで開催されているのが、
 《ツール・ド・スイス》――
 ツール・ド・フランスを直前にしての脚ならし、
 選手さんの好調不調を見極める意味も持つ大会ですので
 けっこう盛り上がっているんですよ。
 日本のTVでは殆ど報道されませんが、
 スポーツ好きな御方はネットのスポーツニュース等を御覧くださいね。
 さあ、ではここからは読書タイムです。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫

  



    ―― シャーロック・ホームズの失われた災難 ――



 編者はジェリー・マーキュラスさん他、
 原著は2016年に、日本語版は2018年1月に発行されました。
 英語原題は『The Missing Misadventures of Sherlock Holmes』、
 ……ええと、敢えてジャンル分けするならば、
 “問題作”でしょうか。

「ふァ??」
「ぐるるぅ?」(←訳:問題作ぅ?)

 この御本の、そもそもの出発点は、
 20世紀ミステリ界の大御所エラリー・クイーンさんが、
  
   そうだ、アンソロジーを作ろう!
   シャーロック・ホームズもののパロディ、
   戯作(バーレスク)、
   それに綿密な摸倣作(イミテーション)を集めて!
   世界初のホームズアンソロジーだ!

 と思い立ったところに在りました。

 そうして、クイーンさんが編集した
 『シャーロック・ホームズの災難』は1944年に刊行された、
 のですけれども……。

「おこられェちゃッたのでス!」
「がるるるるるぐるるるる!」(←訳:ドイルさんの遺族さんに!)

 コナン・ドイル卿の遺児エイドリアンさんからの苦情により、
 クイーンさんの『災難』は絶版となりました。

 ただし、この措置は英語圏でのみ有効のものらしく、
 日本語版『シャーロック・ホームズの災難』は今も入手可能、と
 事情は複雑極まりなくて。

「ややこしィ~…!」
「ぐるるるがるる……」(←訳:オトナの世界だ……)

 この御本――『シャーロック・ホームズの失われた災難』には、
 『シャーロック・ホームズの災難』に収録しきれなかった
 14編の短編作品が収められています。

「もしかしてェ、そこにもッ?」
「がるるるぐるる?」(←訳:オトナの事情が?)

 長過ぎる、
 専門的すぎる、
 差別的な記述がある、
 などの理由があって選ばれなかったのだろう、と
 編者・マキューラスさんとジョンスンさんは
 御本冒頭の『はじめに』で述べています。

 正直に言ってしまいますとね、
 私ネーさも、
 う~ん、これは……
 原典への愛が足りないんじゃ?と首をヒネった作品もあります、が。

 いえ、ちょっと待って!

 スルーしてしまうにはもったいない作品もありますよ!

「えッ? どれどれッ??」
「ぐる?」(←訳:誰の?)

 コルネリス・フェートさん著
 『サー・シャーロック・ホームズ最後の最後の冒険』。

 1912年に刊行されたこの作品、
 兎にも角にも変わってます。

 著者フェートさんはオランダ人、
 原著はオランダ語、
 しかも原著者さんによるオリジナル挿絵も併載!

「うきゃッ! これはッ!」
「がるぐる!」(←訳:珍種だよ!)

 ハチャメチャのようでいて、
 しっかり計算されているようでもいて、
 やっぱり奇妙で変テコなこの作品からは、
 20世紀初頭の雑誌文化&デザインの香りが
 色濃く漂っています。

 ホームズさん好きな活字マニアさんは、
 この作品だけは一読してみるのも
 アリかと思われますよ。

「めずらしィ~おはなしィ、すきなァおかたはァ~」
「ぐるがぅっるる!」(←訳:ぜひチェックを!)
 
 
 
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