昨日、大阪の孫kohから借りてきた本を読み始めた。
kohはおもしろかったというのだ。
『八月十五日の神話』(佐藤卓巳著・ちくま学芸文庫)。
この文庫本は2014年発行だが、初出は2005年だという。
それに「加筆訂正し、補論を加えた」とある。
古い本なのだ。
想像していたのとは違って、硬い内容。
裏表紙の紹介文の一部。
《「戦没者を追悼し平和を祈念する日」制定が閣議決定されたのは、敗戦から三十七年が過ぎた1982年4月13日である。ポツダム宣言を受諾した八月十四日でも、降伏文書に調印した九月二日でもなく、なぜ「忠良なる爾臣民」に向けた玉音放送の八月十五日が終戦記念日なのか。》
今まで疑問に思わなかった「八月十五日」の終戦記念日だが、言われてみればなるほど!だった。
まだ読み始めたばっかりだが、興味は増す。
しかし、この硬い本をなぜkohは読むことになったのか?その経緯を知りたいと思う。次会った時に聞いてみよう。
少し前までは、星新一に夢中だったkohがこんなに硬派な本を。
少し前と思っていたのはわたしばかりで、実はもう随分時が経ったということか。
考えてみればいつのまにかkohは高校二年生。
わたしも年が行くはずだ。