喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「多島海」41

2022-05-20 15:28:17 | 
詩人、江口節さんからお贈りいただきました。詩誌「多島海」41号。



同人は、森原直子、松本衆司、彼末れい子、江口節の四人。
みなさんレベルが高く、言葉遣いが洗練されてます。
詩は一人一篇ずつ。
そして散文も一人一篇ずつ。
B6型のスッキリとした冊子です。

江口さんの詩「昼のこと 夜のこと」です。
 

それぞれ写真をクリックしてください。

最終連を読むとつらい気持ちにさせられます。

散文では江口さんの詩論、「詩の言葉を考える①」が良かったです。
わたしはもうこの年齢になると、詩論を考えるなんてことは面倒くさくなってしまいました。
出来た詩が心地よいならそれでいいではないか、と思ってしまってます。
わたしの場合、詩の言葉は、頭の中の空中に突然現れるようなこともあって、
ただそれを手でつかみ取るだけ、のような。
また貧弱な脳を使ってなんとか絞り出すようなこともあります。
それらを組み合わせるように作ることも。
で、江口さんの「詩の言葉を考える①」がおもしろかったです。
そう、自分で考えるのは面倒くさいのですが、人の詩論を読むのはおもしろいです。
なるほどと思ったり、そうなの?と疑ったり。無責任ですね。お許しください。

『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。
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ピンコロ人生の人

2022-05-20 13:28:26 | 宮っ子
かねてより、北海道で老後を養うと言っておられたM本さん、気がついたら家はもぬけの殻になっていた。
奥様を亡くして半年、長年住み慣れた西宮を風を食らうように後にして、新住所も告げずに行ってしまわれた。それが三カ月ほど前。
あまりにもアッサリではないか、と思っていたら、昨日、便りが届いた。
見事な毛筆の巻紙。
住まいは新冠だという。
牧場だらけの地。
近くに娘さんがペンションを経営しておられて安心なのだ。
「余生を楽しんでおります」と。
良かった。
この松本さんのこと、「宮っ子」に記事にしてます。
「ピンコロ人生」と題して。
2012年5月号。びっくりしました。もう10年も前だったんだ。ということは現在89歳。
「わたし85歳で死ぬと思てますねん」と記事にある。
しかし、まだまだお元気、牧場もやりかねません。見事なものです。

あ、そうだこの人、忘れてならないのは、わたしの本を買って読んでくださったのだった。これは本を出す者にとってすこぶるうれしいこと。
5年前には『触媒のうた』を。
そして2年前には『完本コーヒーカップの耳』を。

『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。

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「飛騨高山の山鳥」

2022-05-20 08:55:47 | 神戸っ子
「KOBECCO」5月号に書いたエッセイ「飛騨高山」です。



こちらから読めます。→「飛騨高山の山鳥」

この原稿を書くために、「飛騨高山まちの博物館」さんにお世話になりました。
なので、この5月号をお礼代わりにお送りしました。
するとそれへの礼状が届きました。
ご丁寧なことです。
こんなことが書かれています。
《課内で回覧いたしました。職員一同、紹介いただきましたことを大変喜んでおりました。(略)高山にお越しの際は、当館へ是非お立ち寄りください。》
うれしいことでした。
機会があれば行ってみたいですねえ。

『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。
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