喫茶 輪

コーヒーカップの耳

早乙女勝元さんが

2022-05-11 20:16:47 | 杉山平一先生
夕刊に、上島竜兵さんの訃報が出ていますが、



その下の記事に「あっ」でした。
早乙女勝元さんが…。
昔、拙詩集『工場風景』を作った時に杉山平一先生にお送りしたのですが、

何人かの人に「送ってみては…」と紹介してくださいました。
今も交流させて頂いている出久根達郎さん、小関智弘さんなどに交じって、この早乙女さんがありました。
ということで、早乙女さんからハガキを頂きました。
どこかにあるはずですが、今ちょっと見つかりません。
少しは縁のある人だったのです。
ご冥福をお祈りいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二冊の本

2022-05-11 16:26:04 | 本・雑誌
川柳人の中野文廣氏がご来訪。
しばし刺激的な文学の話。
頂いた土産の中に二冊の本がありました。
重たかったでしょうに申し訳ありません。



『星 新一』(最相葉月著・新潮社)と『おまけの名作』(坪内稔典著・いんてる社)。
『星 新一』は以前宮崎翁にお借りしたことがあります。
星新一の評伝で、570ページもある大冊です。
本文中に、宮崎翁が登場する場面があります。
この本を書くために最相さんは宮崎翁の書斎を訪問して取材をしておられるのです。
その話し、宮崎翁からお聞きして、拙著『触媒のうた』に書いてます。

もう一冊の『おまけの名作』はカバヤ文庫の話。
これは懐かしい。
わたしも子どものころ、お小遣いの中からせっせとカバヤキャラメルを買って、点数を貯めて「カバヤ文庫」の本をもらったのでした。
その中の『安寿と厨子王』には大いに泣かされたのを覚えています。
これは読むのが楽しみです。
それからついでに言えば、坪内稔典さんは宮崎翁と昵懇だった人。
宮崎翁の出版50冊と傘寿を祝う会の時にわたし、祝電を朗読する役を務めたのですが、
田辺聖子さんなどに交じって坪内稔典さんからのもありました。
「坪内稔典」と書かれていたのをどう読めばいいのか一瞬迷ったのですが、
咄嗟に、それまで聞き及んでいた「つぼうちねんてんさん」と読み上げました。
今日、この本の奥付を見たら、
「つぼうちねんてん」とルビが振ってありました。
そして、本名「つぼうちとしのり」とありました。
間違ってはいなかったんだと、今日納得でした。
因みに、この本には栞が挟まっていて、坪内さんの直筆で「謹呈 坪内稔典」とありました。
中野さんが坪内さんから贈られた本なのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

驚きの詩

2022-05-11 09:04:00 | 
今朝の神戸新聞三田版より。



「小さな目」欄。
これの「いちごがり」が凄いです。
最後の一行。

《そのときこんなハチがとんできました》

「こんなハチ」だなんて!
普通それを言葉で表現するのが詩なのでしょうが、あえてそのまま!
これで反って読む者の想像力をかきたてています。
こんな手法があったなんて。もちろん子どもが手法なんて意識してませんけどね。
大人の詩で、否定否定を繰り返して逆に意識させるという手法はありますが、これは新鮮です。
指導者の好判断でしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする