芦屋の詩人、山下徹氏の詩集『七年の後に』(芦屋芸術)です。
「フォト詩集」とサブタイトルがついています。
右ページに詩があり、左に連想させる写真が掲載されています。
まず「あとがき」を紹介しましょう。
←二段階クリック。
ここに書かれているように、山下氏は七年余前に夫人を亡くしておられます。
その夫人を偲んでの詩集というわけです。
ほとんどが数行以内の短詩ですけれど、切々たる思いがあふれています。
いくつか紹介しましょう。
44篇のうちの「その12」です。
寂寥感漂う詩です。
これは「その27」。
「その37」
辛さがひしひしと伝わります。
「その38」
諦観でしょうか。しかし辞書には「諦観」を「入念に見ること」ともあります。
最後の詩「終曲」はこうです。
孤独になるということは
自分のすべてと向きあうことだった
心に 雲が浮かんでいた
すべての過去が そのままで 浮んでいた
山下さんは、この詩集をまとめたことによって、きっと再起されるのでしょう。
今後を期待します。
「フォト詩集」とサブタイトルがついています。
右ページに詩があり、左に連想させる写真が掲載されています。
まず「あとがき」を紹介しましょう。
←二段階クリック。
ここに書かれているように、山下氏は七年余前に夫人を亡くしておられます。
その夫人を偲んでの詩集というわけです。
ほとんどが数行以内の短詩ですけれど、切々たる思いがあふれています。
いくつか紹介しましょう。
44篇のうちの「その12」です。
寂寥感漂う詩です。
これは「その27」。
「その37」
辛さがひしひしと伝わります。
「その38」
諦観でしょうか。しかし辞書には「諦観」を「入念に見ること」ともあります。
最後の詩「終曲」はこうです。
孤独になるということは
自分のすべてと向きあうことだった
心に 雲が浮かんでいた
すべての過去が そのままで 浮んでいた
山下さんは、この詩集をまとめたことによって、きっと再起されるのでしょう。
今後を期待します。