おおみそかあたりから急に冷え込んで、かえってお正月らしい雰囲気になりました。みなさま良いお正月をお迎えのことでしょう。年が替わっていくのをきっかけに、気持ちや環境も変化していくことは、当たり前のようでいて本当に先人の知恵なんだなあと感じているこのごろです。ですが、自分自身の年が重なることはちょっと嫌だよ~。
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新しい年の始まりに、みなさまはどんな決心をし、期待を持ちましたか?良い年になりますようお祈りいたします。
<o:p> 写真:薄い雲に反射して満月が何倍も大きく見える!</o:p>
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年越しに、あいよっこは例年どおり薬師寺と唐招提寺にお参りしました。今年はかなり寒いこともあり早めに行ったら、薬師寺の人出はとっても少なかったです。
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東塔は現在修理調査中のため、足場で覆われちょっと寂しいですが、おかげでいつもはあまり注目しない西塔に視線が集中します。おりからの満月と一緒に撮って見ました。雲の流れが速いです。
<o:p> 写真右:待つ人で溢れるお写経道場</o:p>
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金堂ではいつもは大勢の人々の後ろ頭ばかりで、チラ見しかできない国宝「吉祥天女画像」を一人っきりで拝見しました。といっても、幸せを招く吉祥天女さまは小さくて(20×30cmくらい?)、古いので色調もぼんやり、さらにガラスの額縁に入っているのでくっきりと見えるわけではないです。
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お坊さん、出会う人たち、縁起物売り場の人たちから「こんばんは」「良いお参りで」などと声をかけて頂き、なんだかありがたい気持ちが倍増しましたよ。
<o:p> 写真:玄奘さまもひっそりと</o:p>
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境内より人が溢れていたのは「お写経道場」です。机は満員のため、後方や場内でたくさんの人、家族連れや子どもたちも、がゆったりと待っていました。年越し写経は二年分のご利益があるのかもしれません。そして写経した人は、除夜の鐘の鐘付き優先権がいただけます。
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次の唐招提寺までは歩いて10分ほど。11:30頃には入場制限をしているようで、入り口前に列ができていましたが、ほどなく入れました。やはり薬師寺とは一変して、暗くておごそかな雰囲気です。
写真:千手観音さまもすっきりしたお顔です
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10年間に及ぶ大修理の後の新年ですが、意外なほど人は多くないようです。修理された金堂にお化粧直しされた御仏さまたちがいらっしゃいました。すっきりさっぱりされて見慣れた以前の姿とはなんだか違う印象ですが、これからまた長い年月を重ねていかれるのでしょう。
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それでは今年もよろしくお願いします。<o:p></o:p>