写真はすべて「早春の福井県==越前~若狭==」撮影日:2013/4/15~4/17<o:p></o:p>
写真上:一乗谷朝倉氏(いちじょうたにあさくらし)遺跡<o:p></o:p>
ジャーナリスト江川紹子氏による「日本が誇るべきこと、省みること、そして内外に伝えるべきこと~『慰安婦』問題の理解のために」 の記事をネットで見つけました。記事の後半には「女性のためのアジア平和国民基金」(アジア女性基金:現在は解散)の理事であった大沼保昭氏へのインタビューも掲載されています。
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それによると「韓国では、日本政府が法的な責任を認めた賠償ではないとして、激しい反対運動が起きた。『償い』を受けようとする被害女性には、強い圧力が加えられた。このため、事業は難航した」とあります。
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<o:p>写真:同遺跡は日本では珍しい戦国時代の城下町跡。
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さらに「韓国世論を変える努力をまったくといっていいほど払わなかった日本政府の消極姿勢。(中略)強硬なNGOの説得に動こうとしなかった韓国政府の無為。元『慰安婦』を『売春婦』『公娼』呼ばわりして韓国側の強い反発を招いた日本の一部の政治家や論客と右派メディア。・・・・」という記述からは問題をこじらせてしまった原因が想像されます。
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結局「日本政府が責任を認めていないから賠償・保証金を受けられない」し「正しい歴史認識をして謝罪を」という気持ちなのでしょうか? しかし歴代首相は何度も謝罪を行っているそうですが・・・。
写真:町並み遺跡の中に「白もくせいの大木」
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さらに前イミョンバク大統領は「天皇も謝罪を」と要求して、これには日本国民から顰蹙を買ってしまいました。韓国のほうも謝罪だけではなく、その先になにかを要求しているようにも感じますが・・・?
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また「ガラパゴス化」する慰安婦論争―なぜに日本の議論は受け入れられないのか(木村幹氏:比較政治学) の論文には「慰安婦問題に代表されるような歴史認識問題が、じつは『過去』における特定の事象にかかわる問題である以上に、『現在』のわれわれのものの考え方、つまり、『認識』と関係する問題なのだ」と述べられており、さらに「日韓両国の歴史認識問題にかかわる考え方は日々変化する」とも書かれています。
写真:いちりんそう
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そして「韓国においては80年代まで『慰安婦問題』が日韓間の重要な問題という認識がなかった」「この問題を再発見したのは女性学研究者をはじめとする女性運動家たちだった」ということです。
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韓流ブームのはるか以前に、日本人(男性)が韓国を訪問する理由、それは最大の目的を「売春」とする「キーセン観光」だったのです。結局のところ「女性性をお金で売買する必要」は、単に戦争時に限らないということです。
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木村氏の論文では「両国にとって正しい歴史認識は存在せず、つまりは現在のわれわれのものの考え方が大事」ということです。
写真:「九頭竜湖はつぼみ」という桜情報で行きましたが、まだまだ1ヶ月先なのだそう(悲)<o:p></o:p>
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これらの文章からは両国の問題点が立ち上ってくるようですが、あいよっこにとっては初めて、これまで日本からさまざまなものを押し付けられた韓国の立場や気持ちを想像することができたのも事実です。
***続く***