写真:セントラル・マーケットにはたくさんのお店が。
ボルネオ島での日本語ガイドさんは中国系のMS.CONNIE CHIN(コニー・チン)さんと補助ガイドのマレー人 ディナさんです。コニーさんは若々しく元気で、日本語もとってもお上手。実は子どもが1人いるお母さんと聞いて驚きました。
タンジュンアルビーチを散策し、ヤシの実ジュースを飲み、モスクやセントラル・マーケットを巡りながら、各地の観光案内やいろんな現地の話題をお話してくれます。<o:p></o:p>
写真:白砂の美しさが有名なビーチ
ヤシが熱帯地域ではとても利用価値の高い、重要な植物であることはご存知でしょう。その土地でヤシが育つかどうかを確かめることが原住民にとって大問題だった、と聞いたことがあります。<o:p></o:p>
飲用にするココナッツヤシは青い実のほうで、黄色い実は加工してココナッツやミルクとなります。「私も庭のヤシの実を毎朝飲みますが、日本の人は大量に飲むとお腹をこわすことがあるので、気をつけて」とコニーさん。ヤシの実ジュースは日本でも売っているし、缶詰もありますが、やはり新鮮でおいしいです。
独特の風味は違うのですが、かすかな甘みとシュワッとする発泡性?が「スイカから絞ったジュース」に似ていると感じたのですが・・・。ちなみにジュースは一個4RM(リンギット:1RM≒27円)
写真:ジュースをつくるお店にはヤシの実が山積み
今が熱帯果実の旬なので、王様のドリアン(15RM)、ランブータン(8~10RM)、マンゴスチンなどの珍しい果実や、おなじみのバナナ、スイカ、メロン、パパイヤなどが露天やマーケットのお店に山積みされています。フルーツ大好きなあいよっことしてはぜ~んぶ食べてみたい! でもツアーにはほとんど食事がついているので、なんだかいつも満腹状態なのです。(食べなきゃいいわけですが・・・)<o:p></o:p>
セントラル・マーケットにはお店がひしめき合って軒をならべていて、あらゆる種類のお店があるようです。黄色いヤシの実を削り取って加工している人も見えます。カメラを構えていると「さあ写して、写して」とポーズをとってくれる人も多く、人懐っこい感じです。(写真)<o:p></o:p>
だけど休日でもなく、まだ夕刻なのに閉まっている店が数多いです。そうです。今がイスラム教の断食月、ラマダンの真っ最中だからです。ラマダンの時、レストランやマーケットの店は夕方から開店するところが多いのです。多くの会社も早めに終業となるようです。
イスラム暦に従って行われるラマダンは毎年ずれていき、今年2009年は8/22~9/20となります。期間や時刻は地域により多少違うみたいですが、当地では9月21日にはラマダン明けのお正月、1年で一番大切なお祭りが開かれます。<o:p></o:p>
コニーさんがまず説明してくれたのは、このラマダンについてでした。マレー人のイスラム教徒であるデイナさんや運転手さんは、日の出前の朝食後(6:21?)から日没の6:20まで、日中はなにも口にしません。食べ物や飲み物、水はもちろん、「つば」さえ飲み込むことはタブーです。<o:p></o:p>
この暑さのなか、食べ物はまだしも、水を飲めないつらさは想像を超えています。コーランの「飢えに苦しむ人の気持ちをわかるため」とはいえ、イスラム教の人って忍耐力が、体力的にも精神的にも、鍛えられるだろうなあ!!
写真:植物園で説明するガイドのコニーさん<o:p></o:p>
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