写真は2017/8/29~9/2「秋田から青森へ:十和田湖、奥入瀬渓流、小又峡…」
写真上:奥入瀬渓谷最大の滝「銚子大滝」(左後方)を望む
12/11、元横綱日馬富士関が「傷害容疑」で書類送検されましたが、メディア報道は収まることなく、最近は加害者・被害者本人たちというより、「相撲協会」VS「貴乃花親方」へと変わってきました。
大相撲のことはまったく知らないのでどちらがどうなのかよくわかりませんが、現在の相撲というスポーツが持つ複雑さ、協会システムのジレンマがあるのだなあ、と答えが見つからない気持ちになってしまいます。
つまるところ相撲はもちろん国技であり、りっぱな相撲道もあるけれど、やはり勝敗を競うスポーツであり、さらには人気の高さや興行も大事という多くの要素を持つから、ということなのですね。
かなり昔の話なので、あいよっこの記憶違いや勘違いがあるかもしれませんが、当時はまだまだ全国的人気はなく、なんとか盛り上げるために、「外国人力士を認めるか、女性(「女ずもう」です)を認めるか」という議論・報道があったように思います。結果はもちろん「外国人力士」だったわけですが。
おそらく最初の外国人関取・高見山のころだったのでしょう。ウイキペディアを見ると「『相撲は国技だから外国人を受け入れるべきではない』との評論がたびたびマスコミに顔を出し、高見山自身もそのような手紙などを受け取ったことがある」と書いていますが、女に関しては見当たりません。その当時「ふ~~ん、おすもうは女性ではなく、外国人を選んだのね~」と思った記憶があるのだけど…。今思うに「女ずもう」も面白そうではありますけどね?(そっち?)
外国の方はもちろん体格もりっぱで強いし、なにより「見栄えする」ので大相撲には欠かせない存在となっています。ですが、横綱になったらなったでそれは「横綱相撲ではない、横綱として恥ずかしい」と言われるのは、文化の共有がないと実際わかりにくいかもしれないです。
ところで外国人力士に対して「国技の精神」とか「武道の作法」などを理解してもらうためにどうしているのでしょう? もし親方からの直伝で、というのであれば、親方の考え方も様々なので、ここは同じカリキュラム?で学んでもらう必要があるかもしれません。外国人と同じく、若い方々も必要かな。
できれば「ここはこうするのが望ましい」「その場合はこう考えましょう」ときちんと文章にすることも大事でしょう。「暗黙の了解」とか「阿吽の呼吸」というのは今では日本人同士でも難しいことです。外国人力士を選んだ以上、この難しい矛盾・ジレンマに対してどう折り合いをつけていくのかを模索しなければね。
日本相撲協会は12/11に「暴力問題再発防止の研修会を実施する」と発表しましたが、定例的に、あるいは相撲稽古と平行しながら、精神面の研修会強化をお願いしたいです。
そして相撲にかかわる人々の願いが叶うような方向で、問題が解決に向かいますように・・・。
奥入瀬は初めてだけど、「さすがっ!!!」です。ブナの巨木もいっぱい!
下は「雲井の滝」豊かな水量が高くから落ち、迫力満点。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます