写真撮影日:2015/4/9
写真上:横蔵寺の山門に感動して立ちつくす
「岐阜めぐり」1日目、大垣市を北上し、まずは道の駅「夢さんさん谷汲」に向います。道の駅は車の旅では休憩やお買い物とともに、地域の情報収集にも重宝しています。だけどここには「情報コーナー」があるにもかかわらず、なぜか観光マップや資料が少な~~い。そういえば、たまたまかもしれませんが、この旅全域でわかりやすいマップ類が少なかったような・・・? 地域によって違うかな?
さて桜並木で有名な「谷汲山・華厳寺」は人出が多そうなのでなにげに通過し、その先にある両界山・横蔵寺(りょうかいざん・よこくらじ)に。
ひっそりした山門の前に立ち「おお~~っ!」と思わず声がでました。どうしてだか自分でもわからないけれど、こうした出会いがあるから旅は楽しく嬉しいのでしょうね。横蔵寺は延暦20年(801)に伝教大師の開山による天台宗・桓武天皇の勅願寺です。やはり由緒と歴史のある古刹だったのです。(一部管理的に残念な部分もありましたが・・・)
寺は多くの重要文化財を所蔵していますが、特筆すべきは「妙心上人の舎利仏(ミイラ)」が安置されていることです。一般にはこのように「死せる神」に成仏されたものが「即身仏」、その前の生きている状態で悟りを開いたときが「生き仏」とされています。現在即身仏は全国に24体お祀りされ、特に山形県に多いことは有名です。
古来「生きたまま仏になる」「生きたまま土中や海原に」などが仏教では最高の修行であり悟りであり、高僧のあかしでもあったのです。「死に対する恐怖感の克服」「煩悩・本能のコントロール」ということなのでしょうか?当時の信仰心や精神性は今現代とは違うと思いますが、考えるだけで「怖いなあ、すごいことだなあ、強い精神だなあ」と感じいってしまいます。
******* 明日に続く ********
写真左:三重の塔もいいかんじ
写真右:野辺の石仏たち
写真:本堂から弁天池を
写真:寺門とつばき
写真:横蔵寺の先にある「いこいの森」の桜
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