ロープウェーの窓から見た樹氷
いよいよ平成が終わろうとしています。名残惜しさや寂しさもありますが、なんだかお正月が2回来たような雰囲気も感じます。明日からは「福袋」「お祝いセール」なども行われるらしいですし・・・。
平成の天皇さまが皇室典範の規定に反して、「存命中の退位」という重い決断を訴えられたことで、改元が明るく、みんなでお祝いできるのは嬉しいことです。最近の報道から、「象徴天皇」を模索され、国民に寄り添ってこられたご努力を改めて実感し、天皇・皇后両陛下には心より感謝いたします。
それにしても元号(年号)が今や世界で日本だけに残り、西暦645年「大化」から1300年以上も続いていることは素晴らしいです。また「正倉院展」で垣間見える、1300年前の幾多の国際的文化遺産が、シルクロードの終点である日本の奈良で守り続けられていることなども重ね合わせ、日本という国がとっても誇らしいです。
若い時には時に反発した「日本人の古いものへの強いこだわり」でしたが、今となっては「丁寧にきちんと守り伝える」には確かな技術やシステム、継続的な信仰心が必要で、より難しいことだと理解できます。壊したり、捨てたりするほうがずっと簡単ですよね。
新元号「令和」の語感からは、「きりっとした礼儀正しさ」と一方で「柔らかな平和への想い」が伝わってきます。今日のニュースでは「『令和』を提案したのは万葉学者の中西進氏」と伝えています。中西氏は「粘土細工の粘土を提供しただけで、元号そのものは神が創られた(?)」という話もされていましたが・・・。
中西氏はあいよっこが社会人入学していた当時、大阪女子大学(現在は府立大学に統合)の学長さんでしたし、奈良の万葉文化にもかかわっていらっしゃいます。そして由来である万葉集巻五、梅花の歌三十二首の序文には、な~んと「淑」の字があり、いろんな偶然にびっくり、しっくり、嬉し~!
新しい時代が美しく平和で、良き治世となりますようお祈りいたします。
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さて「冬の青い森旅」の続きです。
3日目2/20は、メインエベントである「八甲田山の樹氷」を見に行くぞ!青森駅前から始発のJRバス「みずうみ700号・八甲田・酸ヶ湯行」に乗り込むと、おおっ!意外や意外ほぼ満員だ~。こんなに樹氷を見る人が多いのか?と思ったのは大きな間違いで、目的はスキー・スノボだったのですね。
1時間ほどで「八甲田山ロープウェー駅前」に到着すると、乗り場にはスキー、スノボを抱えた人たちで長い列ができています。たしかにひとりで何も持たないおばさんの方がヘンかも? 行列はゆっくりじわじわと進んで、やっとロープウェーに乗り込んだとき、なんと一番前が確保できてラッキー!!しかし窓の外はガスが立ち込めて視界が悪く「ああ樹氷はダメかも~」と思いつつ撮影した写真です。
平日で曇り空なのにこんなに多いの?とは無知の考えでした。
頂上には大勢のカメラマン。
だけど ちょっと遠くに行くとガスで視界が効かず、真っ白で道もわからず、
なので急いで帰りました。スキーの人たちってわかるんだね~?!
「酸ヶ湯温泉」はやはり積雪が似合う。
標高925mにたたずむ木造つくりの一軒宿は江戸時代から300年の歴史を持つ。
男女別の白濁の名湯「玉の湯」に入りました。
後で聞くと有名な混浴「ヒバ千人風呂」も目隠しや衝立があり、
女性でも安心して楽しめるそうです。
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