思わず西岡常一さんの「木に学べ」を思い
出した。照らし出す陽の光の具合もあるが、
やや黄ばんだ壁に癖のある梁がうまい具合に
組まれている。
「木組みは人組。」と西岡さんは法隆寺の
解体修理の経験から語っている。この家を建
てた棟梁はどうであったのだろうか..。
曲った木を組み、それでいてなお家の強度
をがっちりと保つ。「くせ組」とも表現され
た、個々の材木の性質を活かしているかの . . . 本文を読む
まだまだ雪深い里山でも、杉木立から垂れ
下がる枝先を見るとご覧のものが..。
花粉症に苦しむ方々にとっては悪魔のよう
な存在かも知れぬ。これからの季節。自然の
営みによる困りごとが始まるのか..?
当方はよほどすごい日でないと、認識する
ことはない。おかげさまである。ただ、酷い
日にはやや涙目になるか...。
いずれにせよ、一度病院でアレルギー物質
の点検を受けたことが . . . 本文を読む
「兆し。」何かが変わろうとしていこう
とする時に見えるもの。
じゃ何が..? いや何となしにである。
かすかに山の色が変わってきている感じ
がする。積もっていた雪の質が変わってき
た感じがする。それだけである。
この春への兆し、願いが先行しているた
めの錯覚かも知れぬが、穏やかな天候に気
もはやらずにいられない。
たくさんの犠牲者を出した今年の豪雪。
もうすぐ終わ . . . 本文を読む