10年に一度の最強台風といわれる台風18号ですが、私めのところは一時雨風が強くなりましたが、進路が東寄りにずれたため、何の被害も無く無事でした。
朝10時現在 曇り空ながら 雨風はおさまり時折太陽が出てくる状況です。
今日10/8、朝9時半頃 台風18号は長野県北部に進んだようです。
今後の進路にあたる地方の皆様は 十二分に警戒用心ください。
台風18号は夜半から深夜にかけて、やや東寄りに進路を取ったようで、私めのところは暴風雨圏には入らないようです。 一安心です。 何とか今夜は眠れるようです。
進路にあたる名古屋を中心とした東海&中部地方の皆様は くれぐれも用心してください。
非常に大型の台風18号が日本に接近中です。
私めの住む中国地方でも今夜遅くから明日未明に暴風雨圏に入る危険性があるようで、現に19時半頃から風雨が強くなってきました。 早めの夕食後、停電に備えてロウソクやら懐中電灯やら電池式ラジオ等を準備&点検しました。 強風に備え庭や家裏のこまごましたものを片付けました。 過去の経験から断水の心配はあまりないと判断しております。 一応準備完了ですが、今夜は寝ずの警戒ですわ。
皆様も十分警戒してください。
9月初旬に健康診断を受けたことを書きましたが、その結果が届きました。
(1) 聴力で4,000Hzの高音が聴こえにくくなっている。
これは歳を取ったせいではありません。 私め実は耳鳴りの持病があります。 30年ほど昔、ベルギー駐在中のある日突然、飛行機に乗った時のように耳がツンという感じになって難聴になりました。 現地の大学病院で診てもらったんですが、原因不明でした。 その後耳ツン自体は収まったんですが、その代わり耳鳴りがするようになりました。 以来30年間ずっと頭の中で常に鈴虫が鳴くレベルの耳鳴りが続いております。 体調次第では時に鈴虫がシンバルになることもあります。 日本の病院でも検査やら治療を受けましたが、耳鳴りはもう治りませんので 一生うまく付き合っていってくださいと言われました。 この鈴虫の音が聴力検査の信号とほぼ同じ4,000Hzの高音でして、鈴虫なのか信号なのか判別できにくくなり、こういう診断結果になってしまいます。 だからもう30年間も同じ結果が続いております。
(2) 動脈硬化を促進する、いわゆる悪玉コレステロールが基準の140mg/dl未満に対して141mg/dlで要注意。 食事改善が求められる。
(3) 空腹時血糖値が基準の109mg/dl未満に対して111mg/dlで要注意。 やはり食事改善が求められる。
(4) 心電図で左房拡大の疑いがあり、精密検査が必要なので速やかに受診要。
ということで受診手続き案内書が同封されておりました。 私め実は2年前の健診でも心電図で狭心症の疑いがあり精密検査を受けました(→こちらを参照)。 今年は左房拡大の疑いですが、同じようなもんだろうと思っております。 普段 自覚症状は全くありません。
これから受診予約をするつもりですが、受診案内には、受診は就業時間外扱いで費用は自己負担だと書いてありましたので、私めの休日の木曜か金曜に予約するつもりです。
何時になるか判りませんが、受診後に結果が出ましたら、また報告するつもりです。
今日のところは 健診結果報告まで。
6月12日に私めの歯の状態を書いております。
右上の奥から2本目が欠けブリッジを付けておりましたが、1週間程前からブリッジを付けている一番奥と奥から3番目の歯がグラグラし出しました。 元々少しはグラグラしており、硬いものを噛むと痛みがありましたが、痛みはなく日毎にグラグラ度が大きくなり、だんだん抜け落ちて来る感じになってきておりました。
火曜日の夜というか水曜日の未明というか、午前3時頃に眼が醒めると、口の中に歯がほぼ抜け落ちて来ており、一番奥の歯の歯茎がかろうじて引っ付いている状態でした。 手で歯を思い切り引っ張って歯茎から歯を剥がしました。 痛みは全くありませんでした。 少しだけ血が出ましたが…。 歯周病の結果なんでしょうが、抜ける時はいとも簡単に抜けるもんですね、歯というものは……。
抜けた3本一体の歯を手に取ると、ブリッジが金属製なのでずっしりと結構な重み感がありましたので、重さを量ってみますと何と15グラムもありました。 そんなに重いものがぶら下がっていたわけですから、早く歯が抜けるのも致し方ないのかもしれんなと、何となく納得できましたです。 歯の根元は1.5センチ以上もあり、歯茎の上の見える部分が1センチ位、3本一体の奥行き(=長さ)は3センチ強でした。 歯周病のためか、結構嫌な臭いがしておりました。 抜けてまだ2日ですが、歯茎の穴はもう半分以上ほど埋まって来ております。 木曜日の朝、歯医者に行きまして、歯茎を消毒してもらいました。 歯茎の穴が8~9割方埋まったら、部分入れ歯(?)を入れる準備を始めると言っておりました。
1.5センチ以上も埋まっていた根元ごと抜け落ちるんですから、歯周病は怖いもんですねぇ。
(尚、抜けた歯を写真に撮りましたが、ここで公表するのはちょっと悪趣味かな? と思いまして、掲載しないことにしましたです。)
The Love Letter, 「ラブレター(恋文)」
1669-70, oil on canvas, 44 x 38 cm,
Inscribed above the basket : IVMeer (IVM in ligature)
Rijksmuseum, Amsterdam, Netherlands
鑑賞者は暗い通路からこの私的なシーンを覗いている形である。 向こう側の明るい部屋では、丁度メイドが手紙を婦人に持ってきたところで、その婦人が音楽の演奏を中止してメイドを見上げている。 彼女の期待、又は多分心配そうな表情が、手紙が恋文であることへの疑問を投げかけている。
この絵の消失点は右前景にある椅子の上方の壁にあり、鑑賞者の眼は、明るい部屋には引かれず、薄暗い控えの間のやや離れた所に引かれるのである。 連続した室内を数多く描いたPieter de Hooch が1668年に同じ透視画法を使っている。 フェルメールは多分de Hoochからヒントを得ている。
裕福な若い美術愛好家であるPieter Teding van Berckhoutが1669年にフェルメールを訪れた時、彼は「透視画法で描かれた驚くべき、且つ興味をそそられた幾つかの絵」を見たと記している。 彼は見た絵がどれかはっきり記してはいないが、この絵を念頭に置いていたのかもしれない。 フェルメールは室内の複雑な構成を構築する為だけでなく、この絵のテーマに必須なプライバシー感を強調する為に、透視画法を使った。 つまり、この絵でいえば、楽器から眼をそらし、丁度受け取った手紙に応えてメイドを見上げる女主人の無防備な表情である。
フェルメールは暗い控えの間の戸口からこのプライベイトな場面を目肇する事を鑑賞者に許しはしたが、彼は注意深く「侵入」はさせないようにしている。 透視画法のタイルが視線を光に溢れた室内へ導くが、実際の消失点は椅子の頂部飾りの僅か上方、控えの間の壁にある。 即ち、フェルメールは鑑賞者を前景に置いているのである。 更に、部分的に垂れ下がったカーテンと、戸口に置かれた長柄のほうきと靴でプライバシー感を強調している。
フェルメールはプライベートな空間を作り出す為の色々な方法を考え出したが、戸口から見たシーンを描くという注目すべきコンセプトを用いたのは、現存する作品の中ではこの絵が唯一のものである。 戸口という点では、初期の作品「#06/居眠りをする女」(c.1657)に、奥の部屋への戸口が描かれてはいるが…。 この構図のアイデアは彼自身が生み出したものかも知れないが、デルフトの画家Pieter de Hooch (1629-84)からインスピレーションを得たと言うことも可能である。 de Hoochは室内の風俗シーンで戸口から見た人物を、特に1660年代初期にアムステルダムに移った後に、数多く描いている。
特に、前景の暗い部屋から覗いた二人の人物を描いたde Hoochの"A Couple with a Parrot" (1668)は、単なる構図の類似性以上の特別な関連があるようように思われる。
JJorgen Wadumが発見したように、両者の透視画法は実際上同じであり、よつて透視画法の同じ基本原理が両者の基礎をなしているのである。
このde Hoochの絵の製作年代を、描かれているコスチュームから1670年代と推定し、de Hoochがフェルメールから構図を借用した、とする研究者もいる。 しかし、de Hoochの絵にはサインと1668年の日付がある事、彼の1660年代後期の他作品とスタイル的な特徴が一致している事から、関係は全く逆であろう。 フェルメールのこの絵には製作年は記されていないが、彼の他作品との比較から、1669-70年頃の作品と考えられている。
フェルメールが1660年代にde Hoochとコンタクトがあったすれば、彼はde Hoochのテーマや構図にインスピレーシュンを得ていたはずである。 この時代de Hoochは日常生活の出来事、特に出会いや別れに焦点を当てたシーンを好んで描いている。 更に、この絵と同じような、座っている女主人と立っているメイドの絵も多くあるが、de Hoochは物語のために女主人とメイドの場面を描き、フェルメールは心理的なインパクトのために描いている。
ラブレターに関連するフェルメールと同時代のオランダ絵画では、それを書くか読むか、多くの場合、一方が書き終わるのを待っているか、あるいはその内容を聞いている場面が多い。 しかし、この絵の女主人の表情は、絵や皮飾りの付いた壁掛け、エレガントな暖炉の前飾りできれいに装飾された室内に流れ込む水晶のような光線で示された、表面上整頓された物体の静穏さを崩壊させるような恋の不確実性を表わしている。
届いた手紙への不安の描写は「#26/女主人とメイド」(c.1667)から出て来たものである。 少し開けた口と不安気な眼で見上げる女主人の反応は、両方の絵で同じである。 「#26/女主人とメイド」の女主人の不安は未解決のまま残されているが、この絵ではフェルメールは女主人の心配は思い過ごしであるという事をメイドの笑っている表情でほのめかしている。 このメイドの判断は、その後方の壁に掛けられている静かな風景画が補強している。 オランダの象徴学では、静かな海は恋の良い前兆を意味しており、その上方にあるのどかな風景画も同じ意味を持っている。