例年6月中~下旬に送られて来る「
平成30年度の国民健康保険料の決定通知書 」が 先日市役所から届きました。
今年の国保料(年額)は
345,407円 です。 昨年度は276,670円でした(→
こちら)ので、額にして68,737円、率にして24.8%もの
増額 でした。(↓)
この増額は、先の
住民税 の時にも説明しましたが(→
こちら)、私めの昨年の収入/所得におっ家内の
死亡保険金という一時所得 が 例年に比べ追加されたことによるのが原因の9割です。
国保料の所得割の計算では、昨年の所得から、社会保険料や生命保険料などの控除は一切なく、基礎控除33万円「のみ」を差引いただけの ほぼ額面収入額が「
賦課基準額」に設定されること、そして、その高い賦課基準額に対して 私めの住む広島市では医療分が7.71%、支援分が2.32%の合計10.03%もの重い負担であることです。
(→ 住民税も税率10%ですから、国保と合わせて合計20%もの税負担になります。 しかも ほぼ額面収入額に対してですから、ほんとうに
重税 です。)
(↑)の画像では薄くて見ずらいですが、所得割額は合計276,980円で、全体額345,407円の
約80.2%を占めて います。
ちなみに、私めの住む広島市では、今年の一人当たりの
均等割額 と一世帯当りの
平等割額 は昨年よりも高く設定され、
所得割額 は昨年の合計11.31%から 1.28%低く設定されていますが、それでも所得割額は全体額の8割を占めるのです。
一方、今年の国保料増額の残る1割の原因は、国保の県単位への移管に伴う
国保料自体の増額 によるものです。
今年から国民健康保険の運営が各市町村単位から県単位に段階的に移管されるのに伴って各市町村は国保の赤字を解消していく必要があり、私めの住む広島市では、同封されていた「
国保のしおり」によれば、今年の
平均国保料は一人当たり年額117,634円 で、昨年の115,857円より 額にして1,777円、率にして
1.53%の増額 になっています。
それでも、広島市の国保の赤字額は、今年度 約9億3400万円と見込まれており、今後5年間 毎年0.5%前後づつ 保険料を上げていき、最終的には一人当たり120,600円前後になる見通しだそうです。 が、それでも まだ少し赤字なんだそうです。
2025年に団塊世代の全員が75歳以上になって
後期高齢者医療制度 に移った後の国民健康保険制度は 一体どうなるんでしょうかね? その時の後期高齢者医療制度は 今のままで成り立っているんでしょうかね?
国や県の役人はおよその事態状況は掴んでいるのでしょうが、それを公開して 今から議論しましょう という態度は全くありません。 役人は常に目先のことが優先なのです。
尚、広島市は国保料の計算方法や減免措置などの市民個別の疑問に答える「問合せセンター」を6月29日(金)まで特別開設するんだそうです。