ユリカモメ (百合鴎) は日本で越冬する冬カモメ類で最もポピュラーなカモメで、足と嘴(くちばし)が赤色で、冬羽 は頭部が白く、目の後ろに黒い斑点があるのが特徴です。
一方、ユリカモメの夏羽 は頭部が黒褐色になるのが特徴です。
ユリカモメは越冬するために日本に飛来してくる冬鳥 ですので、一般的に我々は冬羽を見るのが普通で、夏羽は見ることはできません。
ところが、冬を越して春先になると、たまに冬羽から夏羽へ換羽する途中の 白い頭に黒褐色の羽が生えてきているマダラ模様の頭や 夏羽の黒褐色になってしまった頭を見ることができる場合があります。(↓)
(↑)のような、日本で夏羽に換羽している最中のユリカモメの姿を見るのは そこそこ珍しいことではなく、撮影時期は4月上旬~中旬、撮影場所は広島市郊外の河口干潟でした。