1657年にフェルメールが200ギルダーの借金をした Pieter Clasesz van Ruijven の娘の夫、デルフトの印刷屋 Jacob Dissius が1695年に死亡した時の財産目録に記載され、1696年の競売に出されたフェルメール作品
21点(→これを 「
Dissius Collection」と呼ぶ)の作品名と価格は、以下の通り。
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#07) 「(デルフトの)小路」 (72.1 or 48ギルダー)
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#09) 「牛乳を注ぐ女」 (175ギルダー)
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#11) 「ワイングラスを持つ女」 (73ギルダー)
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#12) 「デルフト眺望」 (200ギルダー)
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#14) 「ミュージック・レッスン」 (80ギルダー)
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#16) 「天秤を持つ女」 (155ギルダー)
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#19) 「真珠のネックレスを持つ女」 (30ギルダー)
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#20) 「手紙を書く婦人」(63ギルダー)
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#21) 「赤い帽子の少女」(36 or 17ギルダー)
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#22) 「真珠のイアリングをつけた少女」(36 or 17ギルダー)
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#29) 「レースを編む女」(28ギルダー)
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#32) 「ギターを引く女」
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#33) 「信仰の寓意」(400ギルダー)
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#34) 「ヴァージナルの前に立つ婦人」(42.1ギルダー or ?)
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#35) 「ヴァージナルの前に座る婦人」(42.1ギルダー or ?)
(模作) 「フルートを持つ女」(17ギルダー)
「手を洗う紳士」(95ギルダー)
「Rustic Cottage」(第3の風景画と言われたが、後に Phelip Koninck の作品と判明)
「A View of a House Standing in Delft ?」 (デルフトに建つ家)
「A View of Some Houses ?」(家々)
「 ? 」
尚、当時の「1ギルダー」の価値は、最も熟練した職工の1日分の給料に相当。