一昨日の
9月21日(土)、広島市西区商工センター内の広島サンプラザ・ホールで行われた「
JT将棋日本シリーズ」の
中国大会、二回戦第四局の
久保利明九段-広瀬章人七段戦の観戦に行ってきました。 将棋好きの地方在住者にとってプロ将棋棋士の対局を間近に観戦できる数少ない貴重な機会ですので、開催地が近くである限り、観戦に行っております。
14時55分の対局開始予定が、その前の子供大会、小学生高学年の部の決勝戦が177手の大熱戦になり、大幅に遅れて15時30分頃の開始になりました。
(↓)が対局舞台の全体像です。 左側が対局場、右側が大盤解説場です。
(尚、
今日の全写真には大きい画像はありません。 悪しからず…)
大盤解説は堀口弘治七段 、聞き手は村田智穂女流二段、読み上げは香川愛生女流二段、記録係は福間健太三段、棋譜・コメント入力は「吟」記者です。
(↓)は対局開始前のインタビューを受ける両対局者の様子です。 左側が広瀬七段、右側が久保九段、右端が聞き手の村田女流二段です。 対局者は和服で臨むのがJT将棋のプロ公式戦の習わしです。
対局途中で、「
次の一手クイズ」が出題されます。 これは観戦に来た将棋ファンへのサービスで、正解者の中から抽選で、対局者の揮毫色紙や扇子などが当ります。
(↓)が「
次の一手クイズ」が出題された局面です。 34手目に後手の広瀬七段が8四にいた飛車を6四に回って、次は6七に成るぞと脅した局面です。 それに対して先手の久保九段が次にどう指すかを当てるクイズという訳です。 堀口七段は☗6六角、村田女流二段は☗5八金、会場の観戦者からは☗7八金、☗6六歩などの候補手が挙げられました。 さて、皆様も先手の次の一手を考えてみてください。
(↑)の「次の一手クイズ」の正解は、村田女流二段が挙げた☗5八金でした。 私めも当りましたです。 ここまでの先手の指し手の流れから、じっくり行くだろうと予想したのが当りました。 が、対局者揮毫の色紙や扇子の抽選には外れました。 残念! (笑)
(↓)が、共に考慮時間が無くなった最終盤の両対局者の様子です。
そして最後は、107手までで久保九段の勝ちとなりました。
(↓)は、大盤の前で感想戦を行う両対局者の様子です。
ところで、プロ対局前のお楽しみ時間に堀口七段出題の「
詰将棋」が出題されました。(↓)
どうでしょうか? 皆さんも考えてください。 解けましたか?
正解は、☗2三銀打つ、☖同金、☗2一銀不成り、☖2二王、☗3二と、までの5手詰めでした。 これは簡単でした。
ところで、ところで、指し手読み上げ役の
香川愛生(まなお)女流二段が可愛いですね。(↓)
彼女は20歳の立命館大学の現役女子大生で、先月8月29日に女流王将戦の挑戦者に勝ち上がって女流二段に昇段したばかりです。 今期の成績は18勝4敗、勝率0.818で、今が旬の若手女流棋士(の一人)です。
尚、過去に私めが観戦したJT将棋日本シリーズの中国大会の写真集は、
2007年(→
こちら) と、
2011年(→
こちら) です。 それらも どうぞ ご覧ください。