去る3月上旬に 春の渡りを狙って広島県内のある川の中流域に行ったのですが、お目当ての鳥はおらず、代わりに オシドリ (鴛鴦) の小群 (オス5羽+メス3羽)に出会いました。
オシドリは水辺の木陰を好み、木の枝に止まったり登ったりすることもあり、開けた水面にはあまり出ないので、出てくるのを待つ根気が必要ですね。
(↓)水辺の木に登って 片足立ちで休憩中のオシドリのオス2羽と真ん中のメス1羽。 その後メスが飛び去って憮然とするオス2羽。
(↓)約2時間待って、開けた水面に出てきたのは たったの約5分間でした。 必死でシャッターを切りまくりでした(笑)。
カモ類の中でも一番派手な姿のオシドリのオスの第1三列風切は「銀杏羽」と称され有名ですよね。
オシドリのメスは、白いアイリングが眼の後方、後頭部に向かって伸びているのと、嘴の根元周囲が白いのが特徴ですね。
オシドリは、日本では北日本で繁殖し、冬になると本州以南(主に西日本)へ南下し越冬する漂鳥ですが、私めの住む広島県では中国山地で繁殖が確認されており留鳥ということになっておりますが、私めの実感では冬鳥でして、広島県の希少種になっております。
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