欧米の太陽光発電はどんどん動いているようです。
スーパー英最大手のテスコが環境負荷の低減に向け、大胆な方策を打ち出す。テリー・リーイ最高経営責任者(CEO)はすべての商品に二酸化炭素(CO2)排出量を明記する考えを明らかにした。実現すれば、世界初の試みとなる。・・・中略
米で巨大な太陽電池パネ
テスコは今回の投資の一環として、米カリフォルニア州に新設する物流センターの屋根に総面積約4万7,000平方メートルの太陽光発電パネルを組み込む。この種のシステムとしては、発電容量1,600キロワットを誇る米インターネット検索大手グーグルのカリフォルニア本部を抜いて世界最大規模となる見通しだ。
発注先は現地のソーラー・インテグレーテッド・テクノロジーズ。契約額は1,300万ドルに上る。
参照:Tesco USA to get "World's Biggest" Solar Roof
第2587回で取り上げたグーグルより規模が大きいとは驚きです。今度はシャープじゃ無かったようですね。
受注したソーラー・インテグレーテッド・テクノロジーズというのは面白い製品を作っているようです。
・・・略
アメリカの太陽電池関連のサイトでたびたび話題になってきた太陽電池の話題です。SolarIntegrated社の”くるくる巻いてあるシートを伸ばすだけで太陽光発電所ができる”というBuilding integrated photovoltaic (BIPV) roofing という太陽電池シートでもよぶべき製品です。同社のサイトで、写真を見ることができます。・・・中略
アモルファス、積層薄膜セルを採用し、まるで天幕地を扱うように施工できるようです。屋根や、テントなど、どんなところにも施工できるとのことです。防水屋さんの施工守備範囲にも入りそうな仕様です。
変換効率を探したのですが、公開されていないようです。
ただ、施工例が増えてきているようなので、一定の評価は得ているようなので実際に見てみたい太陽電池です。
フレキシブルな太陽電池と施工性が魅力なこの工法、日本上陸はあるのでしょうか?
昨日のシャープのシースルーやこのフレキシブルなど太陽電池もこうなってくるとどんなところにも設置できそうです。
以前書いたように京都のお寺の屋根もこういった太陽電池なら設置できるかもしれません。国宝や重文などの屋根も設置できるとなると、日本中の屋根で太陽光発電を行うことも夢ではないかもしれません。
そうなって欲しい!