団塊の世代のつぶやき

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温暖化

2007年01月03日 | エネルギー 環境

  年末になって第2659回などで2050年問題を取り上げてきましたが、温暖化の兆候を現す記事はそれだけではありませんでした。

  YOMIURI ONLINE

  温暖化でエサ・氷が急減、米がシロクマを絶滅危惧種に

  ・・・略

  米内務省は27日、地球温暖化の影響で危機にさらされているホッキョクグマを、絶滅危惧(きぐ)種保存法の対象種に指定する方針を発表した。

  1年間かけて生息状況などを精密に調査したうえで指定を正式に決める。しかし、指定が温室効果ガスの排出抑制には直結しないとの姿勢を強調しており、有効な保全策をめぐって今後、論議を呼びそうだ。

ホッキョクグマの危機は、えさの捕獲や移動に必要な海氷が、温暖化で急減しているのが原因。・・・以下略

  これなどは、第2653回の北極の氷の消滅と完全に連結しています。そして、もう一つ気になる記事がありました。

  MSNより

  雪不足:8世紀以来の暖冬に泣く 欧州アルプス地方

 ・・・略

 クリスマスから年始にかけての休暇に入った欧州で、アルプス地方のスキー場が雪不足に泣いている。8世紀以降、最も暖かいという冬が原因で、観光業者は浮かない顔で空をながめるばかりだ。

 年間8000万人のスキーヤーが訪れるアルプス地方のスキー場だが、現状は標高2000~3000メートルを超える高地でようやく滑走可能な場所があるといった具合だ。約200のスキー場があるスイスでは23日現在、全面滑走可能な所は皆無で、今シーズンはまだ雪が降っていないスキー場もある。ホテルの予約状況も深刻だ。・・・中略

  英科学誌「ニュー・サイエンティスト」(電子版)によると、オーストリアの科学者が樹木の年輪などから過去の天候を推測したところ、今冬のアルプス地方は「西暦755年以降で最も暖かい」。世界気象機関(WMO)は「1シーズンだけで地球温暖化の影響と断言することはできないが、アルプス地方の気温上昇は世界の他地域より速く進んでいる」と懸念を示している。 毎日新聞 20061224

 第2645回では500年振りとか3世紀以来でしたが、ここでは8世紀以来とその推測はまちまちですが、異常であることは間違いなさそうです。

 そして、もう一つこれは四国新聞の記事です。

 瀬戸内、温暖化で台風強大化 想定外の高潮予測 2006/12/31

  地球温暖化で強大化した台風のために、瀬戸内海沿岸などで想定外の高潮被害が発生する可能性があるとの研究結果を、港湾空港技術研究所(神奈川県横須賀市)の河合弘泰海洋水理・高潮研究室長らが三十日までにまとめた。

 低気圧で海面が持ち上げられたり、強風で海水が岸に吹き寄せられるなどの力が今より強まるのが原因。今世紀末の大阪湾や広島湾では、この影響で最高潮位が普段より三メートル前後高まる場合があると試算された。・・・以下略

 これは、2004年に香川を襲った高潮の実績があるだけに笑い飛ばすには真実味があり過ぎます。
  いずれにしても、これだけの予測が次から次と出て来ると最悪の場合を想定して手を打つ方が当たり前なのじゃないでしょうか。それとも他人事として放って置きますか。

どっちにしますか!