第2227回の路面電車や第2952回で3年後の本格導入を見据えてのトランジットモールの実験を取り 上げてから既に3年は過ぎましたが実現にはいたっていません。しかし、動きはあるようです。
3月8日、読売新聞 コラム「近未来関西白 書」より
脱クルマ 都大路を悠々 歩行者と路面電車の四条通
年間5000万人の観光客が訪れる京都。その中心街、四条通にかっての活力がない。にぎわいの中心はJR京都 駅周辺に移りつつある。祇園祭の舞台となる街路を活気づけるため、四条通のマイカー乗り入れを禁じる「祇園モール」 構想を提言する。LRT(次世代型路面電車)を敷設できれば、東山と嵐山を直結することも可能だ。(近未来白書取材 班)
想定しているのは「脱クルマ社会」だ。顔見世興行が演じられる南座、芸舞妓が行き交う花見小路、石畳が似合う 先斗町――。四条通周辺は京情緒が色濃く漂う。町家や文化財が点在する街は、歩いてこそ、その魅力に出会える。
こうした観光資源を生かすため、四条通の烏丸―東大路間(1.5キロ)はマイカーの乗り入れを禁じる。歩行者と 公共交通を優先する「トランジットモール」を発展させ、歩きながら京情緒に浸れる古都ならではのショッピングモール にする。
構想が受け入れられる条件は整いつつある。四条通では「クルマ社会からの脱却」「歩くまち」の実現に向け、京都 市が中心となり、一般車の締め出しや荷さばき作業の午前集約などの社会実験を進めている。…中略
まず着手すべきは歩道の拡幅だ。現在、南北両側を合わせて幅7メートルの歩道では1時間当たり7000人が行 き交うのに対し、幅15メートルの車道は2200人分しか運んでいない。効率のよい街路にするには、現在4車線の車 道を半減し、2車線分を歩道にすることが望ましい。
その上で、中央2車線に軌道を敷き、京福電鉄嵐山線(嵐電)四条大宮駅から八坂神社前までをLRTでつなぐ。嵐 電との相互乗り入れによって嵐山と東山を結び、乗り換えなしで行き来できるようになれば、活気づくだろう。…・以下 略
早く京都が昔のちんちん電車を取り戻して、今回の地震で思い知ったエネルギーの無駄遣いをなくする社会を作る 先頭に立って欲しいものです。それは、もう死語になりそうな京都議定書をもう一度世界に思い出させることにもなるで しょう。
今回の地震で日本中がエネルギーの無駄遣いに、このままで良いんだろうかと反省の念を深くしている今こそ京都の シンボルでもあったちんちん電車の復活のチャンスです。
これを機会に京都が省エネの街として復活すれば世界の観光地として世界中から観光客を集めることもできるのじゃ ないでしょうか。
早く見て見たい!