団塊の世代のつぶやき

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両面型太陽光パネル

2011年06月14日 | 太陽光発電

  画期的な太陽電池の登場は何時になるのか待ち 遠しい限りですが、そう簡単には実現されそうもありません。そのすき間をうめるように使い方でのアイデアが出てきて いるようです。

  日々産業新聞より

  太陽光パネル、両面型販売、東京太陽光建 材、発電量2~3割増。

 太陽電池関連部材を販売する東京太陽光建材(東京・台東、仁村利尚社長)は表と裏の両面で発電する太陽光パネル の国内販売を始める。年内に大規模生産を始めるイスラエル企業などから太陽電池を調達し、2011年度中に年1万キ ロワットの販売をめざす。学校の屋上の柵や高速道路の遮音壁など光が四方から当たる場所に設置することを想定してい る。

 主な調達先になるのはイスラエルの太陽電池メーカー、bSolar(ビー・ソーラー)。同社はドイツの太陽電池 工場を買収しており、今夏にも量産を開始する。東京太陽光建材は同社に出資もしている。出資額は明らかにしていな い。

 国内の独立系太陽電池メーカーであるハイナジー(岩手県北上市、田村達朗社長)とも連携し、両面発電型の太陽電 池を確保する方針。旭硝子子会社のAGC硝子建材などが太陽電池をガラスで挟んだパネルに加工し、最終製品にする。

 両面発電型の太陽光パネルの本格販売は国内で初めて。販売目標の1万キロワットは屋根に設置するタイプの住宅用 太陽光パネルで換算すると約3000戸分に相当する。

 両面に光が当たるよう地面に対して垂直に設置するのが特徴。電力不足の懸念などから自然エネルギーへの注目が高 まっていることを受け、これまで太陽光パネルの設置対象外だった、建物の転落防止柵や高速道路の遮音壁とパネルを一 体化させる形などでの需要を見込んでいる。

 裏面は表面よりも発電効率が低いが、年間を通した発電量は通常の太陽光パネルより2~3割増えるという。パネル を屋上に敷き詰める必要がなくスペースを有効利用できるといったメリットもあり、価格は通常のパネルの1・5倍程度 を想定している。

 北日本など降雪地帯では冬場に太陽光パネルに雪が積もって発電量が落ちることがある。このため、太陽光発電の導 入が比較的遅れているが、垂直に設置する両面発電型は雪が付着しにくく導入しやすいとみている。

 東京太陽光建材は太陽電池メーカーのスペースエナジーの社長だった仁村氏が昨年11月に設立したベンチャー企 業。スペースエナジーは昨年3月に旧新日本石油(現JX日鉱日石エネルギー)の子会社となり、仁村氏は社長を退いて いた。

 両面発電型の太陽電池 結晶シリコンの表面だけでなく、裏面も光を取り込めるように加工した太陽電池。地面など に反射した光も裏面で受けられ、太陽エネルギーを発電に有効利用できる。ビー・ソーラーのほか、中国のインリーソー ラーや韓国のハンファなどが生産をめざしている。国内では日立製作所が製造技術を開発したが、コストが割高で商用生 産に至らなかった経緯がある。

  新しい利用方法という点で価値がありそうですね。あらゆる場所で太陽光発電を利用することができれば太陽光発 電の全エネルギーに対するシェアがそれだけ高くなるというものです。
  エネルギー密度が低いので広い場所を必要とする太陽光発電の弱点を少しでも補完できそうです。
  色んな使い方で兎に角太陽光発電のシェアを高めて行けば、ある程度のボリュームになったときにその利用価値が大 きくなるはずです。それまではひたすら設置を急ぐべきです。兎に角、今の1%にも満たないシェアでは何もできませ ん。

急ぎましょう!