このところさんざん太陽光発電への追い風が吹き出したと書いていますが、それを追認するかのよう記事がありま した。
News1st.jpより 2011年6月17日
太陽光発電の導入が本格化し、化石燃料に 置き換わる準備が整うIEEEの太陽光エネルギー専門家が見解を発表
-太陽光発電の世界的な設備容量が次の10年で劇的に増える見通しであり、太陽光発電は従来のエネルギー源と比較し、より 経済的になると予測-
【米国ニュージャージー州ピスカタ ウェイ:2011年6月15日(現地時間)発】
世界最大の電気・電子関係の技術者 組織であるIEEE(アイ・トリプル・イー、本部:米国ニューヨーク)の太陽光エネ ルギー専門家は、次の10年で、太陽光発電(PV)システムは従来の化石燃料と比較し、最も経済的にエネルギーを生み出す方法に なる可能性があると見解を示しました。このコスト水準を達成するためには、世界中で、太陽光電池の継続的な技術革新 と、規模の経済性を働かせた製造原価の縮小を進める必要があります。IEEEでは、これらの目標達成を支援する取り組みを複数実施しています。
太陽光エネルギーは地球で最も豊富 なエネルギー源です。地球に降り注ぐ太陽光は100ペタワットに相当します。地球全体で必要なエネルギーが約15テラワットであるため、太陽光のごく一部を利用するだけで、地球全体のニーズを 満たすことができます。(1ペタワット=1,000テラワット)
IEEEのシニアメンバーであり、IEEEエグゼクティブディレクターであるジェイムズ・プレンダーガスト(James Prendergast)は次のように述べています。「太陽光発電は 大変革をもたらす可能性があります。他のどの代替エネルギー源も、同等の潜在力は持ちあわせていません。従来のエネ ルギー源と比較し、太陽光発電のコストは継続的に縮小しており、今後我々は多くの市場への導入を目の当たりにし、供 給面のみが成長を妨げる要因になるでしょう。基本的に、太陽光発電は短期および長期的なエネルギー課題解決への重要 な要素になると信じています」
国際エネルギー機関(International Energy Association:IEA)によると、世界の太陽光発電による生産量 は、2000年より平均で年40%の割合で伸びています。2050年までには、太陽光発電が世界の電力生産の11%を担うと予測され、蓄積されている3,000ギガワットの設備容量に相当します。それは、温室効果ガス排出をおよそ2.3ギガトン削減し、これは2億5,300万世帯が1年間に消費する電力を生産する際に排出される量と同等であり、日本とロシアの人 口を足した世帯数とほぼ同じです。
しかし、エンジニアリングの課題は 依然今日も残っています。IEEEのメンバーであり、中国科学院広州能源研究所(Guangzhou Institute of Energy Conversion:GIEC)太陽エネルギー応用研究所のジエ・シュウ(Jie Shu)は次のように述べています。「太陽光発電が従来のエネルギー源 と完全に競うためには、太陽光を電力へ変換するコストと効率を引き続き向上させる必要があります」…以下略
こんな記事を読むと本当に嬉しくなりますね。その中でも「他のどの代替エネルギー源も、同等の潜在力は持ちあ わせていません。」というのが良いですね。地球も人類を頂点とした生物も元を正せば太陽のお陰で生きているのです。 その太陽の恵みを有効に利用する事こそ人類が目指すべき方向であることは誰も否定できないのじゃないでしょうか。そ うであるならば、人類の英知を集めて太陽光発電のコストダウンと変換効率アップに全力をつくすべきです。
太陽万歳!