今回の地震による原発事故で日本の東西での電 気の周波数の違いが問題になりました。最初に導入した国の周波数の違いが今まで残って問題になっているのですから新 しいものを取り入れるときには良く先を見越して考えないと駄目ですね。
この話を聞くと鉄道の狭軌と広軌を思い出します。このため新幹線と在来線が乗り入れできない問題は未だに解決で きずにいます。
しかし、大きな問題と思っていた周波数の違いも意外なところまで来ているそうです。
…略
9)50Hz・60Hz問 題
日本になぜ二種類の電源周波数が存在するのか。その理由もこのところ有名になったようである。ドイツと米国から 技術を輸入したが、それぞれの周波数が未だに生きている。これが答え。
しかし、このような状況は、電力関係ではしばしばある。原発にしても、東日本は沸騰水型、西日本と北海道は加圧 水型である。
西日本と北海道の原発は、東日本に比べれば、地震や津波の影響が少ない場所にある。加圧水型の原発の方が地震に 強いという噂もあるが、本当だとしたら、逆にすべきだったのか??
それはそれとして、今後、50Hzと60Hzの統一は図られるのだろうか。個人的には、余り意味が無いように 思っている。すでに、正確な周波数に依存している機器はほぼ消滅した。
最後の最後まで残っていたのが織機用のシンクロナスモーターだったとのこと。要するに同期型電動機で、ネクタイ などの模様のある生地を織るときに、周波数に揺らぎがあると、回転数が変わるので、模様も揺らいでしまうらしい。
直流を混ぜた電力網というものをもう一度最初から検討し、最後の配電のための周波数は、それこそ、適当に決めれ ば良いという時代になるのではないだろうか。…以下略
これは驚きました。成る程、周波数に依存しない機器にすれば良いとは目からうろこです。
そう言えば、家電などは殆ど周波数切り替えスイッチがついていますがそれも無くなるのでしょう。
パソコンでも、自作をしている頃に関西の60ヘルツの方が関東の50ヘルツよりクロックアップがし易いなんての を何かで読んだ事があり、関西で良かったなんて思ったことがありました。
そんな差も、機器が対応すれば問題にならないということかもしれません。案外解決は近いのかも。
分からないものですね!