ニセ大統領(バイデン)陣営が何としてもトランプを貶めようと必死です。今、騒がれているトランプ逮捕は本当にあるのでしょうか。
アンディチャンさんがトランプさんの逮捕について宮崎さんのメルマガに投稿してくれています。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)3月21日(火曜日) 通巻第7677号 <前日発行>
☆★アンディチャンのアメリカ通信
トランプを逮捕したらどうなるか
3月18日にトランプは彼のTruth Socialブログで、「私は来週火曜日にマンハッタンの検察官によって逮捕されるかもしれない。今こそみんなで抗議すべきだ」と述べた。
トランプはこの呼びかけに続いて「抗議するのは我々の権利、国民の権利である、しかし暴動はいけない。デモは平和な抗議である、左翼の罠に嵌るな」と呼びかけている。
左翼メディアはこの暴動を起こすなと言った部分を報道しないでトランプが暴動を煽動したように書いている。
反トランプで有名なマンハッタンの検察官が彼を逮捕したがっていることは前々から噂されていた。数週間前にはトランプ企業が20年前に税金申告に不備が あったことで起訴されている。NY州は左翼の大本営だが、司法検察官がトランプを起訴して来年の選挙に出馬を阻止できるようなアラ探しをしている。民主党 側のFBIや司法を武器とした反トランプの策謀である。
マンハッタンのAlvin Bragg検察官がトランプを逮捕する理由は何かというと、2016年の選挙の際にStormy Danielsと言うAV女優に13万ドルの口止め料を払ったのは、トランプが選挙資金を違法に使用したと言うのである。
20日にニューヨークの大陪審のこれを提出してトランプの逮捕を検討させると言うのだ。大陪審にトランプ逮捕を検討させる提案は大陪審の一部から漏れたと言う。
Bragg検察官はトランプとAV女優の関係を問題視しているのではない。トランプは2016年の選挙前にこの女性から脅迫され、性関係があったことを 否認した。けれども選挙に影響を与えないように脅迫した女性に口止め料を払ったのは事実だが口止め料を払ったことは違法ではない。
Bragg検察官はトランプがStormy Danielsに払った口止め料がトランプの選挙資金から支出されたのは違法だとしているのである。
口止め料を払ったのはトランプの元弁護士のMichael Cohenである。彼は数年前からトランプに離反して 不利な情報を流している男である。トランプはCohen に口止め料を払った件で小切手を書いたと言う。
このようにトランプの金が選挙資金から出たことを証明するのはほとんど無理である。不完全な理由で元大統領を逮捕すれば大問題になるのは当然だが、民主 党とDeep Stateはトランプを逮捕したあと、犯人写真を撮ったり、指紋を撮ったりしてメディアで大々的に侮辱したあと釈放すればトランプ不利な材料となると考え ている。
これこそ司法を武器とした政治干渉だ。
トランプは「時は今だ。司法の横暴は許されない。彼ら(DS)が我らの国を抹殺しても皆は座視できるのか。アメリカを救え。セーブアメリカ。抗議だ、抗議だ。」とブログで呼びかけた。
トランプが逮捕されるかどうかはわからない。トランプは検察官が彼を逮捕する前に逮捕されると予告して民主党司法の横暴を国民に呼びかけ、アメリカを救えと先制攻撃を仕掛けたのである。
これはかなりの効果があったようで、今朝から共和党議員やBarr元司法長官、ペンス元副大統領、イーロンマスクなどが揃ってトランプ逮捕に抗議すると発表した。
トランプが火曜日に逮捕されたら全国的な大問題になって民主党側に不利となり、トランプの圧倒的大勝利となると保守系メディアは予告している。
トランプが火曜日に逮捕されるかどうかはわからないが、逮捕されてもされなくても今回のBragg検察官の動きはトランプ有利になったようである。
(アンディチャン氏は在米評論家)
及川さんも取り上げてくれています。
さて、どうなるでしょうか。バイデンに逮捕する度胸があるでしょう
そして、時を同じくして習皇帝がモスクワ訪問です。時期を合わせたのかそれとも単なる偶然なのか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)3月21日(火曜日)弐 通巻第7678号
習近平皇帝御一行様。モスクワの超豪華ホテルに宿泊
スイートルームは七部屋付き、373平方M。専属コックは先着し準備万端
モスクワのチャイナパークは貿易中心ビルを含めて広大な敷地。公園内には中華風の庭、四合院、池、奇岩がならび真ん中に孔子像が屹立している。習の宿泊先は、このチャイナビジネスセンターに建つ高層の超豪華ホテル(SOLUXE)だ。
スイートルームは七部屋付き、373平方。専門コックはホテルに先着し、食材点検などの準備をしていた。インテリアは古代中国の陶器、高価な屏風、壁画、食器など、すべてが中華風、撤退している。
首脳会談前にプーチンと習はそれぞれ相手国の新聞に寄稿して歯の浮くような言葉で褒め合った。
プーチンは『人民日報』に寄稿し「両国は宿命的なパートナー」とし、習は『ガゼッタ』紙に「将来の繁栄に両国関係は新しいチャプターを形成するだろう」と寄稿した。
前もってムードを盛り上げ、習の特別機が到着すると異例の熱烈歓迎でむかえて直ちにクレムリンで首脳会談、非公式夕食会を開催した。「親愛なる友よ」、と習近平は孤立気味だったプーチンに呼びかけ、「次の大統領選挙でも当選するでしょう」とのべた。
正確にいうと「立派な事業を推進したあなたをロシア国民が強く支持すると確信している」。これはプーチンが習に「三選おめでとう」とした祝意の答礼である。
世界のメディアが注目するはウクライナ戦争への中国の仲介だ。「出口はある」としただけで会談の内容は伝わっていない。中国の仲介を期待しているのはメディアの勝手な憶測であって、まずは中露間の懸案事項である経済、通貨、エネルギー貿易、宇宙航空・軍事、科学技術などの協力関係の見直し、検討、発展などの課題がある。
本格的な話し合いと合意文書の発表は本日(21日)だ。
さて習近平のモスクワ訪問を中国外務省は「平和の旅」などとおこがましい銘々をしている。
戦狼外交を展開し、台湾侵攻に牙をむく全体主義政権はつねに逆のことを言うのである。
同日外務省が発表した『2022年米国の民主状況』報告書は次の文言が並んだ。
「米国は民主主義のゆがみや政治の失敗、社会の不協和音の悪循環に陥っている」
「必要なのは民主主義サミットではなく、問題解決に目を向けた団結大会だ」
あからさまな米国批判の基調で、バイデン政権へ当てつけの度合いが強烈である。
もしかしたら、トランプ逮捕も習皇帝の思惑なんてこともあるのでしょうか。いよいよ世界は混沌としてきたような。
一体、何が起きるのやら。