欧州の移民問題の深刻さは究極まで来たようです。何と、帰国を促すお金を提供するのだそうです。完全に狂っているようです。日本も、いずれそうなるのでしょうか。
宮崎さんが取り上げてくれています。世界の人々が交わることは良い事だという考えは無理があるようです。
人間に大城な集団を作る能力はないのかも。人類最大の弱点かも。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)9月25日(水曜日)
通巻第8427号
欧州の移民流入に寛大な政策は限界にきた
スウェーデンも移民に帰国をうながす政策転換へ
「500万円あげるから、移民は帰って」
2024年9月23日、スウェーデン政府は「自主帰国を決めた移民に対し、1人当たり最大で500万円(35万クローナ)を給付する」と発表した。カネで移民の出国を促す。
北欧は移民に寛容すぎ、麻薬、重犯罪から性犯罪の凶悪化などの社会問題を引き起こしてきた。旧ユーゴスラビアのほか、シリアやソマリアなどの紛争地から人 道主義の名の下に難民を受け入れてきた。その結果、1千万人の全人口のうち、移民やその家族がおよそ2割を占めるようになった。
明日の日本も、いまのようなユルフン政策をつづけていれば、かならずそうなる。
これまでスウェーデンは難民の成人1人当たり1万クローナ(約14万円)を支給してきた。ドイツと同様で、それなら働かなくても暮らしていけるとばかり、どっと移民が増えた。
ヨハン・フォシェル移民相は「移民政策におけるパラダイムシフトだ」として過去の極左政権の愚策を批判した。
犯罪の凶悪化が最大の問題だった。強姦はOECD加盟国のなかで最悪で、発生率は2010年で63.54(人口10万人あたりの、強姦事件の警察の認知件数)。日本の63倍もの強姦事件が発生した。
銃による殺傷事件の発生率も、難民が原因で、マフィアの蔓延るイタリアを抜いた。欧州最悪レベルといわれるうえ、北アフリカからの移民二世を中心メンバー としたギャング団による麻薬や銃の密輸も横行、「長期服役者の53%、失業者の58%が外国生まれで、国家の福祉予算の65%を受給しているのも外国生ま れの人々である」という恐るべき実態を報告した。
移民に成功したのはシラス国を作り上げた昔の日本だけなのかもしれません。まずは、シラス国を世界に広めることが解決策かも。
ということは、やはり、不可能なのか。