団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

次世代型路面電車

2007年12月17日 | 自転車・公共交通

  第2988回で取り上げた川崎重工業の路面電車「スイモ」が早くも売り出されるそうです。

  FujiSankei Business i.より2007/12/13

 次世代型路面電車「SWIMO」来春、受注開始…初の商用化

 川崎重工 ニッケル水素電池搭載、省エネや渋滞緩和に期待

 川崎重工業は12日、来春からニッケル水素電池で動く次世代型低床路面電車「SWIMO(スイモ)」=写真=の受注活動を始めることを明らかにした。先月試作モデルを公表したばかりだが、環境保全や都市の渋滞緩和などの観点から国内外で引き合いが急増しているという。・・・中略

 川崎重工は、試作モデルで性能確認しながら、量産モデルの設計に着手しており、来春からの受注活動が可能だと判断した。・・・中略

   地域交通の確保や都市部の渋滞緩和、環境負荷の軽減に効果があるとして、近年、スイモのような新型路面電車(LRT)が脚光を浴びている。

 こういうのはなかなか実用化されないのが普通ですが、これは予想外に早かったですね。それだけ路面電車の需要が高まっているのならうれしいですね。

  ここでは第3008回のリチウムイオン電池と違ってニッケル水素電池です。その違いは何なんでしょう。

  http://ja.wikipedia.org/wiki/リチウムイオン二次電池

  http://ja.wikipedia.org/wiki/ニッケル・水素蓄電池

  ・・・略

  1990年の実用化以降、それまでの代表的な小型二次電池であったニッケル・カドミウム蓄電池(略してニカド電池またはニッカド電池)の2.5倍程度の電気容量を持つこと、材料にカドミウムを含まず環境への影響が少ないこと、電圧がニカド電池と同じ1.2Vで互換性があることが追い風となり、代替が進んだ。

だが、その後、より大きな電気容量のリチウムイオン二次電池が登場し、各種の携帯機器で急速に置換えが進んだ。このため、ニッケル水素電池の日本における出荷数量は2000年をピークに大幅に減少、日本の主要メーカーは次々に撤退した。・・・中略

  その一方で、ニッケル・水素蓄電池は安全性の高さから、トヨタ自動車や本田技研工業のハイブリッドカーに採用された。ハイブリッドカー向けのニッケル水素電池は携帯機器よりはるかに大型であり、出荷金額は2003年を底に回復した。なお、ハイブリッドカー向けのニッケル水素電池メーカーは三洋電機のほか、松下電池工業、松下電器産業グループとトヨタ自動車が設立したパナソニックEVエナジーである。パナソニックEVエナジーは、トヨタ自動車が200510月に出資比率を6割に引き上げており、トヨタ自動車の子会社となった。・・・以下略

  今のところニッケル・水素蓄電池の方がリチウムイオンバッテリーより安全だというだけのようですね。いずれリチウムの安全性が確保されれば消えていくのでしょうか。

  それにしても、これだけ進歩している電池もまだまだ性能不足ということです。その前途は厳しそうですが何とか人類の未来のためにも画期的な電池を作って欲しいものです。

間に合うのでしょうか!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿