マハティールさんが堪忍袋の緒を切らせて立ち上がったナジブの腐敗は想像以上のものがあったようです。
何時もの宮崎さんが詳しく書いてくれています。それにしても、どうしてこんなことが出来るのかと不思議ですが、これこそがシラスとウシハクの違いなのでしょう。
日本の政・官・財などのトップには、これ程のことをやる人は居ないのじゃないでしょうか。もしいるとしたら、「日本に住んで日本国籍を持ち、日本語を話すけれど日本人でない者」じゃないでしょうか。ちょっと買い被り過ぎかな。
宮崎正弘の国際ニュース・ 早読みより 平成30年(2018年)7月4日(水曜日)弐 通巻第5748号
これほどの腐敗だったとは! 米国で45億ドルを資金洗浄
ナジブ・ラザク(マレーシア)前首相を正式に逮捕。汚職で起訴へ
7月3日、マレーシア当局は前首相ナジブを汚職容疑で逮捕した。
決定的となったのは、米国の当局が、ナジブが米国銀行を通じての資金洗浄で、およそ45億ドルという証拠を提示したことだった。
すでに容疑が固まっているのは、マレーシア政府のファンド「IMDB」から横領したとされる7億3100万ドル。このうち2730万ドルは「ピンク・ダイアモンド」の購入にあてられていた。
ほかに567個のブランドものハンドバック、2200の宝飾品など。主に夫人が購入した。
さらには殺人事件をおこしたナジブの前ガードマンの犯罪にナジブの命令があったか、どうか。
またフランスから潜水艦を購入した際も、ナジブは1億7000万ドルのリベートを取っていた。これらの容疑も固まり次第、追起訴される。
不明なのは中国主導の新幹線プロジェクトである。中国からいくらの賄賂を取ったかなど、今後の取り調べが進むことになる。
いずれにしてもナジブ前首相はマレーシアの2代目首相だったラザクの息子であり、言ってみればマレーシアの上流階級の「太子党」。既得権益組を守護し、一族が富み、国民の末端は、そのことに不満を募らせていた。このため先月の総選挙でまさかの落選、92歳のマハティール元首相の再登板となったのである。
中国なんか、こんなのがゴロゴロしていそうですね。それだけに、どうして崩壊し無いのかが不思議でなりません。やはり、独裁だからなのでしょう。何とも独裁とは恐ろしいものですね。
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