団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★ラブロフ(ロシア外相)のデリー電撃訪問でモディ首相と異例の会見

2022年04月06日 | 国際

 

モディさんはラブロフと異例の会見をしたようです。やはり、モディさんは一筋縄では行かないようです。
  米露中を手玉に取ってインドの地位を優位に持ち込もうとしているのじゃないでしょうか。

  宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、世界のリーダはしたたかです。やはり、日本の平和ボケ首相には歯が立たないのも当然かも。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和四年(2022)4月2日(土曜日)  弐 通巻第7283号  

 ウクライナに視線が集中の間隙を縫って中露が抜け駆け外交 
   ラブロフ(ロシア外相)のデリー電撃訪問でモディ首相と異例の会見

 4月1日、ニューデリーを訪問したラブロフ(ロシア外相)とモディ首相が会見した。外交儀礼として首相が外相と面会するの は異例であり、現にモディは王毅(中国)、トラス(英国)、カソーバン(メキシコ)外相らが訪印しても面会しなかった。

 不可解である。米国主導の「クワッド」は日米印豪四カ国のインド太平洋における安全保障の協力体制を話し合う文脈で、前向 きに進捗している。
 反面、インドは国連でのロシア非難決議を棄権し、中国と軌を一にした。ばかりか、西側が課しているロシア制裁には加わって おらず、そのうえインドの防衛兵器はほとんどがロシアからの輸入である。インドはロシアに対して複雑な両面性で反応してい る。

 怒り心頭はパキスタンだ。イムラン・カーン首相は「わたしがモスクワを訪問し、プーチン大統領と会見したとき米国は不快感 をあらわにし、いまなおバイデンとの首脳会談は実現していない。他方、インド訪問のラブロフがモディと会談しても米国は批判 していない」。
 米国の外交姿勢は身勝手だと批判しているのである。パキスタンはロシア非難の国連決議を棄権した。しかし、米国はラブロフ 訪印を前に「ロシアを信用するな」と警告を発している。またカーン首相は辞任要求が出されており、4月4日のパキスタン国会 では不信任案が上程される。

 ならばモディ・ラブロフ会談の成果は? 制裁のぬけ道、バイパスをさがすことで両者は合意したとサウスチャイナモーニング ポスト(4月2日)が伝えている。
ロシアは原油ガスのルーブルによる支払いを要求しているが、インドと中国には適用していない。

 一方、安徽省屯渓で「アフガニスタン支援周辺国外相会議」を終えた王毅外相は、「アフガニスタンをいつまでも国際社会から 除外しておくわけにはいかない」として、早期のタリバン政権承認の可能性を示唆した。
 ウクライナにメディア報道が集中しているタイミングを狙って、各国は「たくましく」、動いている。

 ところで昨年は閑古鳥、外人バイヤーの姿がなかった中国最大の貿易フェア「広州交易会」、ことしはオンラインとなって暗い 展望しか見えなくなった。

  それにしても、プーチンのウクライナ侵攻は世界がどうなるのかを益々分かり難くしてしまいました。
  まさに、最悪の場合もありそうです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿