次の展開がどうなるのだろうかと心配していた と言うより、中国包囲 網で一気に崩壊させてくれないかと、9月 7日 (水)、第 6184回の「ビ シュケクの「中国大使館」に自爆テロ」で思ったものですが、案外ありそうに思えそうな展開になってきたよう に思 うのは甘いでしょうか。
というのも、このテロがウイグル過激派の指令だったのだそうです。何時もの、宮崎さんが書いてくれています。
宮崎正弘の国際 ニュー ス・早読みより 平成28年(2016)9月7日(水曜日) 通算第5021号
宮 崎正 弘の国際ニュース・早読み (キリギス「中国大使館」自爆テロはウイグル過激派の指令だった
キリギス「中国大使館」自爆テロはウイグル過激派の指令だった
ヌスラ戦線がシリアで訓練し、フェルガモ盆地で爆弾を受け渡した
キルギスの治安当局が明らかにした。
8月30日、首都ビシュケクの中国大使館を攻撃した自爆テロは、ウイグル独立を謳う過激派[ETIM](東トルキスタ ン・ イスラム運動)が指令したもので、キルギスの若者を洗脳し、シリアで訓練した。
爆弾の炸裂方法や自動車による攻撃などの訓練は、シリアで行われ、最近アルカィーダと袂を別ったといわれるヌスラ戦線 が協 力し、資金調達などの連絡役にはトルコのイスタンブールに在住のイスラム団体が協力した。
自爆テロ実行犯はゾイル・カリロフという名前、タジキスタン政府発行のパスポートを所有していた。偽造パスポートの恐 れが あるという。
爆弾はフェルガモ盆地で渡され、実行犯のほかに五人のキルギス人が車の手配などで協力した。
キルギスの治安当局は容疑者五人を拘束したと発表したが、氏名やバックグラウンドの発表はない。
フェルガナ盆地と聞けば思い出すことがある。
JICAの四名の日本人が誘拐され、族長等を通じて交渉を重ね、ようやく釈放されたのはフェルガナ盆地に近いキルギス 国境 だった。
いまから十七年前、JICA専門家四名はキルギス南方のオシェで仕事をしていたが、タジキスタンから越境してきた武装 勢力 によって誘拐された事件である。この武装勢力は800名の部隊を持ち、カリモフ大統領暗殺を狙ったこともある。
▼地域の人口過密と貧困がテロリストを生む
フェルガモ盆地は綿花栽培のメッカだが、名馬の産地としても世界的に知られる。
タジク、ウズベク、キルギスにまたがり、行政的区分ではウズベキスタンの飛び地だが、政府の「統治が及んでいない」場所 であ る。
いってみれば、イスラム過激派の交差点ともなっている。
人口過密、人種が入り乱れており、さらにタジクはアフガニスタンと国境を接し、キルギスは中国と国境を接し、ウイグル 過激 派の拠点になっている。
中国共産党に遺恨を持つウイグルの過激派は、今後もこの地域一帯の中国企業などを襲撃する動きがあると、警戒を強めて い る。
とくにウズベキスタンではカリモフ大統領の死去によって権力の空白が生じており、治安の急速な悪化が懸念される。
欧米も中東でIS撲滅に力を注ぐのも良いですが、それよりウイグルの独立派をバックアップして中国を壊滅させる方 が、余 程、世界を安定させることになると思わないのでしょうか。
やはり、人口に惑わされて、中国から儲けることができると思っているのでしょうか。その利益より、中国が世界を紛争 に巻 き込む方が恐ろしいと考えないのでしょうか。
と言っても、金が全ての欧米にこんなことは馬の耳に念仏でしょう。と言うか、日本の産業界も同じように劣化している ので すからどうにもならないのでしょう。
やはり、日本の再生が先ですね。まずは、日本が先人の精神を取り戻さない限り、世界を導くことは無理でしょう。
結局は、日本人の目覚めが待た れま す!
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