団塊の世代のつぶやき

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炭素繊維

2008年03月04日 | 日本再生

  第2898回第2948回で書いたように自動車の軽量化に何故カーボンファイバーを使わないのかと思っていたらやはりコストの差が大きかったようです。

  日経エコロミー

  (2/29)炭素繊維製の自動車部材を量産化へ・帝人と三菱化学も参入

 国内の炭素繊維メーカーが2010年をメドに相次ぎ自動車用部材の量産に乗り出す。帝人と三菱化学が新たに本格参入、東レを含め3社が量産に踏み切る。炭素繊維は鉄鋼に比べ軽く高強度で、燃費規制強化を受け車体軽量化を進める自動車メーカー向けの需要が増えるとみて供給体制を整える。自動車の主要素材の鉄鋼では、新日本製鉄とJFEスチールが強度が一般鋼材の約7倍で、より薄くできる次世代鋼板の開発に着手。自動車の軽量化を巡る素材間競争が本格化してきた。

 日米欧では12年以降、自動車の環境規制が一段と強化される見込み。ガソリン価格高騰もあり、自動車メーカーは車体軽量化など燃費向上が急務。炭素繊維は重さが鉄鋼の4分の1、強度は10倍で、価格は現在1キログラム数千円。自動車用鋼板は1トン8万円程度。東レや帝人などは量産化で価格差を縮める。

  鋼板が1トン8万円ということは1キログラム80円ですからペットボトルの水より安いんですね。炭素繊維が高いということもありますが、鉄鋼が安すぎるともいえるかもしれませんね。知らない間にその恩恵にあずかっているということで感謝しないといけないのかもしれません。

 それにしても、炭素繊維がこの鉄鋼の価格まで下がるのは並大抵じゃなさそうですね。何となく太陽電池を思い出します。やはりコストダウンというのは並大抵の努力では成し遂げられないようです。

 しかし、こうした努力が実を結ぶ時が来るのが楽しみですね。カーボンファイバーのボディの軽くて安い電気自動車が実現して、その充電は太陽光発電でなんて時代が来れば最高なんですけどね。

この目で、そんな時代が見れるでしょうか!



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