団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★★チェルノブイリの今

2011年06月02日 | エネルギー 環境

  第4232回第4239回で取り上げた放射能有用説は相変わらず賛否両論です。私のところ には未だ福島原発の側に住んでくれとの申し出はありません。
  そんな中、興味深い記事がありました。

  草莽崛起ーPRIDE OF JAPANより

  チュエリノブイリの今 2011/05/28

 閑話休題ですが、今発売中の『Newsweek」誌61日号の記事です。

 かって「死の灰」が降り注ぎ、住民が去ってゴーストタウンと化したあの場所が、 多くの野生の動物が憩う「聖 地」に生まれ変わったという話を信じられるだろうか。

 ソ連の(現ウクライナ)のチュエ ルノブイリの原発で「史上最悪の原発事故」が起きたのは86426日。あれから25年、原発から半径30キ ロ圏内は今も居住禁止区域と定められ、そこは時が止まってしまったかのように当時の日常の痕跡を生々しく残す。

 一方で、この一帯は驚くべき変化 を遂げてきた。人間と共に自動車や産業が消え、農薬や殺虫剤を使わなくなったせいか、30キロ圏内には「自然の王国」とも言うべき美しい風景が見られるようになった。

緑が生い茂り,多様な野生動物が伸び伸び暮らすー多くの家畜が甲状腺に異常を来たして亡くなった当時、こうした自 然の生命力を誰が想像できただろうか。

 30キロ圏から数メートル外側に位置するキエフ貯水池の周辺には、富裕層が蘇った自 然を求めて押しかける。「チュエルノブイリのリビエラ」と呼ばれるこの場所には別荘がたち並び、狩りと釣りを楽しむ 人々に愛されている。

かってこの貯水池に大量の放射性物質が降り注いだ記憶は、水に流されてしまったのかもしれない。

ということです。

 意外と、人類が生存競争の果てに 核戦争になって、人口が100億人から20億人くらいにまで減るようなことになれば、その後の地球はこのようになるかもし れませんね。

チュエルノブイリのように25年後 なのか、50年後になるから分りませんが、緑が生い茂る美 しい風景の中で、野生動物が伸び伸びと暮す世界です。人類も5分の一になれば、地球との共存もやりやすくなるでしょ う。

如何せん、100億は多過ぎます。(尾形)

  「チュエルノブイリ」とは「チェルノブイリ」の本当の発音でしょうかと変なところに気が付きますが、本論には 関係ないですね。
  それにしても興味深い話ですね。こうして見ると原発も原爆も爆発の時の放射能は致命傷になることは間違いない が、その後は意外と大丈夫なのかもしれないと思えてきます。地球は人間の小ざかしい技術なんか長い年月の間に無にし てしまう強さを持っているのは間違いなさそうです。今はびこっている人類がいなくなれば地球は何事も無かったかのよ うに全てを元に戻してしまうことでしょう。
  地球と人類、果たしてどちらが最後まで残るのか興味あるところです。太陽の爆発による地球最後の日に人類は他の 惑星に移住しているのか、それともずっと前に滅びてしまっているのでしょうか。

どっちでしょう!


化石燃料・原子力下回るコスト

2011年06月01日 | エネルギー 環境

  第4241回で取り上げたGEが驚くべきことを言い出したようです。第4267回の「ほんまかいな」で取り上げた菅首相の「太陽光発電のコストを 2020年に現在の3分の1に、30年に6分の1に低減させる」より衝撃的です。菅さんのはもともと信用していませ んがこちらはどうでしょう。

  Bloomberg.co.jpより

  太陽光発電、5年以内に化石燃料・原子力 下回るコスト実現も-GE

5月26日(ブルームバーグ):太陽光発電は技術革新によって、3-5年以内に化石燃料 と原子力による発電を下回るコストを実現する可能性がある。米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の世界調査 ディレクター、マーク・M・リトル氏が指摘した。

  リトル氏は25日、ワシントンのブルームバーグのオフィスでインタビューに応じ、「太陽光発電 のコストがキロワット時当たり15セント(約12円)以下になれば、多くの人が自宅に太陽光発電設備が欲しくなるだろう」と指 摘。発電コストはその水準になると期待していると述べた。米エネルギー省(DOE)のエネルギー情報局(EIA)が 4月に公表したデータによると、米電力小売価格は2009年平均でワイオミング州のキロワット時当たり6.1セントからコネティカット州の18.1セントまで幅がある。

  GEは4月、薄膜太陽電池パネ ルの変換効率を過去最高の12.8%に高めたと発表した。GEは2013年に開業予定の工場で同パネルを生産する見通し。

  可能性があるとのことですが、本当にこれに近いコストダウンが成功すれば、今、盛んに原発を廃止して自然エネ ルギーへ返還するのは実際問題として無理という声も消えるのじゃないでしょうか。
  ここまでコストが下がると不安定と言われる太陽光発電だって色んな使い方が出てくるでしょう。特に、バッテリー や揚水発電などとの組み合わせや電気自動車のバッテリーを使うと言う方法だって夢じゃなくなりそうです。

早く実現して欲しい!