シカゴ(Chicago 2002年 アメリカ)
ボブ・フォッシーの舞台の映画化だと聞いたとき、
あ、それで、妙にセクシーだったのねとおもったのは、
ぼくの頭の中から『オール・ザット・ジャズ』が離れずにいるからだ。
ボブ・フォッシーはたぶん物凄く女好きだったんだろうな~と、
羨ましいくらいにおもえるのは、
女性の魅力をどうにも上手に受け止めてるからで、
頭の中には女神がいっぱいいたんだろう。
もともとこの作品はマドンナで映画化したいとおもっていたようで、
なるほど、それもまた好かったんじゃないかとも感じた。
で、この主役たちはどうかというと、
なるほど、太い。
レニー・ゼルウィガーは痩せたとはいえ、ぽっぺはいつもどおりふっくらしてる。
踊りも歌もあんまりうまくないのはご愛嬌だし、
また、お人好しで騙されやすい少女のような甘さときつさと頑張りを見せてくれるけど、
やっぱり、印象として太い。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズはいつにもまして肉感的で、
いやまじ、怖いくらいに官能的で、きつさとわがままぶりと自信たっぷりさが、
嫌味なくらいにぷんぷんとしてるとはいえ、
その踊りっぷりは大股を惜しげもなく開脚して、肉感的に見せつけてくれるものの、
やっぱり、肩の肉がもりあがってるくらい、太い。
ちょっとな~っていうくらい、ふたりの太さが気になった。
ちなみに、
リチャード・ギアみたいに人の好い男に、
悪徳弁護士役ってのは、ちょっとばかしきつくないかしら?