◇Virginia ヴァージニア(Twixt 2011年 アメリカ)
フランシス・フォード・コッポラの製作脚本監督で、
エル・ファニングが幻想の少女を演じるとくれば、
観ないわけにはいかない。
しかも、
スランプに陥ったミステリー作家の訪れた町に、
その昔、
大量の子供たちが行方不明になった事件があり、
この謎を解き明かすために小説家を案内するのが、
エドガー・アラン・ポーの幻影だなんて設定を聞けば、
もはや、観ずに死ねるか状態になっちゃう。
で、観た。
う~ん、
さすがにコッポラは年老いてもコッポラで、
絵づくりは見事だし、編集も上手だし、役者の使い方も好いんだけど、
主役のヴァル・キルマーがな~ちょっとな~、
不遜すぎるっていうか、肥りすぎっていうか、
ゴシックミステリーに向かない態度と体型なんだよね。
やっぱ、そういうのって大事じゃない?
コッポラ、ちょっとミスっちゃったかしら。