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モスラ対ゴジラ

2014年08月04日 02時48分32秒 | 邦画1961~1970年

 ◎モスラ対ゴジラ(1964年 日本 89分)

 英題  Mothra vs. Godzilla

 独題 Godzilla and the Prehistoric Caterpillars

 伊題 Watang in Fabulous Empire of Monsters

 西題 Godzilla Against Monsters

 staff 監督/本多猪四郎 特技監督/円谷英二 脚本/関沢新一

    撮影/小泉一 美術/北猛夫 音楽/伊福部昭

 cast 宝田明 星由里子 小泉博 藤木悠 佐原健二 ザ・ピーナッツ 田崎潤 藤田進

 

 ◎特撮とボク、その16

 ゴジラが負けた!

 倉田浜干拓地ってのがどこかわからないんだけど、

 たぶん、熱海と名古屋の間にあるんだろう。

 インファント島もいまだにどこにあるのかわからないけど、

 たぶん、台風で卵が流れ着くくらいだからそれほど南洋遥かではないんだろう。

 ま、そんなことはどうでもいい。

 ぼくが小学生の頃、といっても1969年から1971年のたった3年間だけだけど、

 冬、春、夏といった長い休みの楽しみのひとつが東宝チャンピオンまつりだった。

 もちろん、おめあてはゴジラの映画で、

 それが中には再編集されて短くされていることも露知らず、

 せっせとぼくは劇場に通った。

 この作品をはじめて観たのもチャンピオンまつりの再編集版だ。

 だから短くされたもののはずなんだけど、今となってはまるでおぼえていない。

 ただ、異様に綺麗だったっていう印象がある。

 総じてモスラの登場する初期の映画はどういうわけか色が綺麗で、

 ゴジラもまた迫力充分で、ぼくとしてはお気に入りだった。

 悪辣な怪獣であることの矜持のようなものがあり、

「大人たちの金儲けにからんだ争いなんかどうでもいいじゃん」

 と子供心におもった記憶がある。

 でもまあ、実をいえば、東宝の怪獣映画は10本くらいお気に入りがあるんだけど、

 ゴジラのシリーズについていえば、この作品までがかろうじて楽しめた。

 小学生だった僕がそう感じてたんだから、

 怪獣映画から客が離れていってしまったのも宜なるかなって感じなんだろね。

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