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ガメラ対大悪獣ギロン

2014年08月17日 20時25分29秒 | 邦画1961~1970年

 △ガメラ対大悪獣ギロン(1969年 日本 82分)

 英題 Gamera vs. Guiron

 staff 監督/湯浅憲明 脚本/高橋二三

    撮影/喜多崎晃 美術/井上章 ギロンデザイン/矢野友久

    助監督/小林正夫 音楽/菊池俊輔

 cast 船越英二 笠原玲子 甲斐弘子 浜田ゆう子 イーデス・ハンソン 夏木章 大村崑

 

 △特撮とボク、その29

 ガメラはよく宇宙を飛んでるけど、他の惑星に進出したのは初めてだ。

 が、宇宙も水中もなんだけど、

 なんで、ジェット噴射が長い尾をひいて、煙まで棚引かせてるのかがわからん。

 ま、それは愛嬌として、惑星の名前はテラっていう。

 地球と太陽を中心にして真反対になってまったく同じ軌道上にあるっていう設定だ。

 で、そこに銀色の宇宙ギャオスがいるんだけど、

 どうも大映の一連の特撮は他の映画会社よりも残酷な気がしないでもない。

 今度もギャオスの足がちぎれるのかとおもってたら、案の定、

 それもあったんだけど、それどころか、翼は左右ともにちょん切られるし、

 さらに頭を刎ね飛ばされたかとおもったら、胴体も輪切りにされる。

 いや、ギロン、残酷やで。

 だって、ギロチンから採られた名前でしょ?

 まいるな~こういう設定の怪獣は。

 さらには、笠原玲子と甲斐弘子が、

 子供の脳みそを食べて地球の知識を吸収しようとして、

 脳みそを食べる専門の拘束椅子から頭だけを出させて丸坊主にし、

 あわやってところで止められるとかに終わらず、

 その復讐劇になるのか、

 笠原玲子は子供のうちはなつミサイルで結果として殺されるわけで、

 いやほんと、もうすこし物語の内容はなんとかならなかったんだろか。

 バイラスのときもそうだったけど、時間軸はきわめて短く、

 たった半日か一日の話になるんだけど、

 もはや、すでに修正は利かなくなってるんだよね、この時代。

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