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キングコング対ゴジラ

2014年08月02日 02時08分09秒 | 邦画1961~1970年

 ◎キングコング対ゴジラ(1962年 日本 97分)

 英題 King Kong vs.Godzilla

 staff 監督/本多猪四郎 特技監督/円谷英二 脚本/関沢新一

    撮影/小泉一 美術/北猛夫、安倍輝明 音楽/伊福部昭

 cast 高島忠夫 浜美枝 佐原健二 藤木悠 平田昭彦 若林映子 根岸明美 有島一郎

 

 ◎特撮とボク、その14

 7年ぶりの新作だったとは初めて知った。

『ゴジラの逆襲』のヒットですぐに企画されたものかとおもってたんだけど、

 実に7年の歳月が経ってるとは知らなかった。

 ぼくはこの作品を劇場で見ている。

 ただし、1970年の東宝チャンピオンまつりで、

『巨人の星』や『アタック№1』とかが同時上映だったらしいんだけど、そっちの記憶はない。

 ただまあ、北海道沖の氷山の中に埋もれてしまったまま7年間、

 ゴジラは北極海で凍結してたんだろうか?

 ま、それはいいとして、キングコングのいた島だ。

 ぼくはニューギニアの沖合だと固く信じてたんだけど、

 ソロモン諸島だったんだね。

 その中のファロ島っていう島らしいんだけど、日米の戦闘には巻き込まれてないんだろか?

 いやまったく、

 この頃の話は知らないことばかりで、浜美枝と若林映子がボンドガールになったのは、

 この作品が海外で封切られたことで、ふたりの顔が知れたためだったんだね。

 いや~知らなかった。

 知らないといえば、熱海城もそうだ。

 ぼくはゴジラとコングが壊す城は小学校のときから和歌山城だとおもってきた。

 ま、実際、和歌山城は崖の上に建ってないし、

 ゴジラとコングが海へ落ちるはずもないんだけど、

 なんでかわからないんだけど、そうおもってきた。

 ふしぎな話もあったもんだけど、

 このとき、ゴジラは熱海の海の中に身をひそめたまま、

 モスラの卵が漂着するまで沈黙するわけだけど、

 そういうときの食糧とかはどうしてたんだろね?

 それにしても、

 トカゲのようになったゴジラもよかったけど、

 キングコングの造形がぼくは意外と好きで、

 大きな猿ってのはこんなふうに動くんだろかと幼心におもったもので、

 このあたりの怪獣の造形や動作はなんだか妙にリアルだ。

 コングに雷が落ちて帯電体質になり、それがゴジラにも影響を与えるってくだりは、

 なんだかほんとにそんなこともあるんだろな~っていう不思議な説得力もあった。

 大蛸もそうで、妙なリアルさがあった。

 まあ、ファロ島の原住民の歌と踊りは日劇ダンシングチームかって感じはあるけど、

 でも、さすがに伊福部昭の魔神の歌は強烈だった。

 海外版ではこの伊福部昭の曲が全部いれかえられたっていう話だけど、

 それは映画から魂を抜き取ったようなもので、

 だから、海外で作られるゴジラはいつも魂が入ってない気がするのかな?

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