『坂の上の雲』最終回
昨夜も、また、2回も観てしまった。
戦争賞賛にならないように、司馬さんは、ドラマ・映画化を抵抗し続けた。
大河ドラマの幼稚さ人気取りからみると、ここ数年なかった、NHK製作の
なかでは最高のできばえと喜んでいる。
最終回だけでも、当面脳裏に残り消えない数々のシーンがよみがえる。
・母が真之を見送る
・真之の亡くなった母への思い
・最後まで面倒を見た義姉への感謝の言葉
・釣りをしながら「ようやった」と好古がほめる
・校舎から見える青空にいちだの白い雲
もうこんなドラマは、当分作れないだろうとまで思う。
今、この国が悩み、悪戦苦闘する打開策のヒントになる『凛とした清々しい
人々のこころ』の大切さを感じ取って欲しいと思うのである。