ほとんどの、文化的遺跡は、その発掘調査分析が終わると、土にうずめてしまったり、永く保存できるように人工的に手を加えたり、観光客が訪れやすいようなイベント的対策を打つことが多い。平城京跡も緑の草むらからコンクリートで固めると聞く。そのプロセスが、気に食わない。市民・住民にも問わず、さっさと、進めているという。私も全く初めて聞く話である。それにしても、卑弥呼かもしれない箸墓古墳でさえも、調査終了と同時に、さっさと埋めてしまう今日、日本のすべてがいにしえのことに関して、おかしい世の中である。つい最近も、我が町のむかしの由緒ある地名を同志社名に変更するという問題に対して、市と反対する郷土史関係者がやり取りがあったそうだが、誠に、こころ寂しい時代になったものである。
高齢化社会となり、どこに行ってもシニアの姿が目立つ。秋晴れの清々しい日には、特に、健康のためのウォーキングやハイキングを楽しむ高齢者の方々をよく見かける。特に、ウィークデーは、就労者は、仕事であるから、シニアがほとんどである。人間の基本的な活動は、歩くということであり、歩くことによって、周囲の状況から刺激を受け、頭脳が活動し、ものごとを判断し考える。ドック健診でチャレンジということで、運動をすることを約束したのだが、なかなか思ったように、体を動かしていない。兎に角、ムラがありすぎる。ある日は、15000歩、歩いたかと思えば、本日のような雨の日は2000歩も行かない。もっとも、問題となるものである。