炎天下では50℃を超すであろう甲子園で高校生がこの試合が人生のすべてといわんばかりの思いで戦う真剣な試合だからこそ、高校野球は感動を呼ぶのであろうか。若い時にはこれぐらいのエネルギーを消費し、命がけで何かに熱中するも良しと思う。反面、連日一人で投げ抜く投手は肩肘の管理を充分に行わないと、まさに甲子園で野球人生がつぶれてしまうこともある。甲子園の優勝投手や大活躍した選手が、プロに行っても超人的な活躍ができずに、長続きせずに、もしくは、一軍にも上がれないで早々と引退に追い込まれることもよくある。それよりも甲子園には出場できなかったが、プロに入り活躍する選手もたくさんいる。コーチや監督、先輩、周囲の環境、体力・・、など大いに影響を与えるものがある。本日も、試合に負けて、泣きじゃくる選手を見ながら、まだまだ人生のスタート地点、これからが本当の勝負だよと伝えたい。また、これは野球だけでなく、社会人になって新たな職場で自分に潜んでいた力が発揮され活躍する人は多数いる。