2011年3月8日に母が亡くなり10日告別式が終わった翌日だったが、阪神淡路大震災の時程の衝撃は受けなかった。しかし、その後のニュース映像で見る信じられない光景、3年という時が経過しても復興には程遠い状況の中、いつものように悲惨さと無力感を嘆いている。地方の組長が率先して、体を張り東北を支援し続け、その市民もコミュニティも継続的な心の支えとなっている話を聴くと、益々追いつめてしまう。さらには、そのようなことにほとんど動かない首長・組長も多数いる。義援金を送っているから自分の心の中で、勘違い、または割り切っている人もいる。市民にとって影響力が大きいトップ程、この世にとって、正しく生きる自らの思いをしっかり持って行動してほしい。世の中は、その時々の出来事に対して、多くの言葉を発するが、行動しない、できない人のほうが明らかに多い。災害に対する意識・防備は高まっているが、他人への思いやり、優しさ等は、一時の感情的なもので、真の心を支える基本的ものは何も変わっていないのではなかろうか?