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生誕三百年の伊藤若冲の偉大さを実証する技術、行方不明の行き先

2016-05-02 04:44:17 | つつきはっけん

生誕300年を迎えた、伊藤若冲の特集番組をテレビが連日のように放映している。また、絵画集や雑誌、新聞メディアでも取り扱われ、大ブームである。数年前に、BS特集で、『動植綵絵』に描かれた独自の緻密性に仰天したのだが、芸術というよりもその絵画技術力を実証するのが、コンピュータおよびグラフィックスの世界である。三百年前に世界に登場してない奇想天外の技術を生み出した背景を知りたく思っている。色彩顔料は、オランダの作品で使われているのだがどのように入手したのか。黄金色を創り出した裏からの配色、立体感、描かれている動物植物の全てが異なった形表情、など、その要素になるものは幾多もある。彼の作品のモチーフ、テーマは、何かといえば、命であったのではなかろうか?動物植物、あるいは、物やことにも自然界にあるものには、全て、命があり、あるからこそ、実物をしっかりとみて、微細に描かねばならないと思ったのではないかと考察する。絵画を詳細、微細に見ればその一部分でも実に丁寧に描かれている。命があり生きているということを訴えたかったのではないか?

1788年、天明の大火で家も、アトリエ、もすべて焼けてしまい、京都から姿を消す。そして、大坂のほうにいたとも、先日のNHKでは、丹波にいたといわれていた。わが町では、ひげぼうぼうの老人がコメ1とうと鶏の絵を交換し、住んでいたとの伝承がある。






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