森友学園問題は、国有地払下げ疑惑から100万円寄付問題にすり替わる様相を示しながら、政府側と籠池氏側の食い違いと次から次へと登場する関係者の数を増やし、複雑さと虚偽の証明の難しさを感じている。こういう時こそ、まずは、時系列な出来事、発言を基に大きな模造紙に全体像を書き上げ、それを基に、一表に単純化した出来事成り立ち図を作り上げることを提案したい。そういうことを達成するために、関係する人々からの情報をすべてそこに書き上げ、その正当性・矛盾を捜査分析していくのである。籠池氏が主張する土地取り引きへの政治家関与もメールのやり取りの分析をすれば、疑問なところが見えてくる。この公開も政府側が拒否したこともあり遅れた。同じ意味で、その他の参考人説明の場や状況をつくることが大切である。但し、委員会などの土俵に立たされ喚問されるのは、通常人であれば堪えがたいことであるので、そうでないように配慮しなければならない。また、相変わらず、新聞・メディアの関係者への取材攻勢やワイドショーのコメンテイターの無知な発言は、世の中をよりに混乱に陥れることがあるので留意したいものである。この事件の教訓は、まだまだほかにもあり、別の機会に語りたい。