我が国の経済成長率やGDPの進展が停滞し、あっという間に、大国はもとより、新興国にも差をつけられつつある。企業経済だけでなく、教育文化においても、世界順位が下位の方であると聞くと唖然としてしまう。その実感をまともに感じられないから、鈍った暮らしぶりなのかもしれない。しかし、小さなお子さんを持つご家庭では、日中は保育園に預け、共働きで何とか暮らしが成り立つ方々も少なくないと聞く。家庭は、三代にわたるお互いを労わる暮らしが親子孫各人にとっても、隣近所にとっても、良い社会環境を作り、日本人の倫理性豊かなこころが育まれてきたのではないか。また、多様性を尊重される現在、便利な都会に近い田舎暮しこそ、真剣に見直されるのではないだろうか。