天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅(浜松市)には、国指定の登録文化財があります。
今は一両編成のジーゼル車が1時間に1本しか運行しているだけですが、ホームや線路の多さから昔は貨車や乗客で賑わっていた様子が想像できます。
天竜二俣駅には、昭和15年に建築され、今でも活躍している車両基地があり、見学できます(大人100円)。
表紙の写真は、71年前建築の機関車扇形車庫。木造平屋建てで、昔は1番から6番まであったそうですが、今は4番まで。
下の写真は、運転区の事務室・休憩所・浴室。
中央は、高架貯水槽。容量は70トンで、蒸気機関車へ水を補給しました。今では洗車機用の水を補給しています。
こちらが機関車転車台。直径18メートル。
ここで車両を回転させて、6つの車庫と車両検修庫へ合計7本の線路へ振り分けます。
脱線しないように、線路が二重になって、真ん中にジョイントが入っています。ピタッと位置を合わせてジョイントを入れるとは、すごい技術ですね。夜はどうするんだろう。
車両検修庫です。こちらは国指定文化財にはなっていないです。
左側は、宝くじ号。右側はトロッコ列車用のレールバス。どちらも一両しかないそうです。
こちらは、鉄道歴史館。大人も子供も、鉄道ファンには魅力的です。トロッコ列車の椅子もあります。
隣にいた小学生くらいの男の子は、ずいぶん詳しかったです。
昔懐かしい切符の乗車券箱です。
窓口で行く先を言うと、たくさんある硬券の中から切符を選んで売ってくれたような淡い記憶があります。
転車台で回転する様子をYouTubeにアップしました。360度回転しています。