Jennifer Parker ジェニファー パーカーは、才色兼備の新人検事としてマンハッタン地区検事補に配属後、最初の法廷でトラブルに巻き込まれる。
被告人のマフィア界のプリンスMichael Moretti マイケル モレッティの一味だと敏腕検事Robert Di Silvia ロバート ディ シルビアに疑われ、わずか一日で職を失うことに。
弁護士として再出発する彼女を支援してくれる弁護士Adam Warner アダム ワーナー。
陪審員裁判制度に、自らの特技を磨き、どん底から這い上がっていく主人公。
許されない恋に落ち、そして、母親として子を守るために迷い、大きな運命的決断へ。
天使を怒らせてしまった彼女の運命はどうなるのか。ラストは、愛が撃ったのか。
64節の小気味よい展開に読者はどんどん引き込まれて行く。面白かったです。
ニューヨークタイムスのベストセラー。
〇題名
直訳すると「天使たちの怒り」で、趣旨は上記の通りだと思います。翻訳本があるようで題名は「天使の自立」。
〇翻訳本の題名への疑問
「天使」は女性主人公のようにも思えますが、angelsが複数形なので違和感。
主人公の生き方が、天使たちの怒りを買い、それが彼女の運命になっていくという意味ではないでしょうか。
社会に出ていきなり事件に巻き込まれ、自立したのは確かだけど主人公は一人だし。
翻訳本を読んでいないのですが、「天使の自立」では手に取って読んでみようというタイトルではないですね。それに、若くて美しい苦学生というだけで「天使」というのは…。
Sidney Sheldon シドニイ シェルダンの作品です。英語は、法曹用語などは専門用語が出てきますが、難しい構文などはなく、比較的読みやすいです。
時間のある時にでも読んでみます。
シェルダンは女性の主人公が多いですね。
私は分からない単語は、ケータイの辞書を使いゆっくり読みましたが、英語が堪能な神野さんならきっと早いかな。